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[コメント] ダーク・ウォーター(2005/米)

私個人としては、日本版のオリジナル 『仄暗い水の底から』 より分りやすかった気がします。 『フライトプラン』 の ジョディ・フォスター や、『スタンドアップ』 の シャーリーズ・セロン や、『ザ・リング』 の ナオミ・ワッツ などなどに勝る、ジェニファー・コネリー の母性が勝因のひとつ。とても強く母性・包容力を感じた。なおかつ、生活苦が滲み出てはいても、母親を演じたどの女優よりも美しく見えた。
リア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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これと言った技能を持ってるわけでもない母親が女手ひとつで子を育てる苦悩を ジェニファー・コネリー が熱演。

娘役の子も、もっともてはやされても良いだろうに・・な好演。

ザ・リング』 に比べても、子を守る母親像がよく描かれており、子がいない自分にも感情移入し易く映画にのめり込めました。

”まま” を痛切に求めた少女の霊は強烈でしたが、子が親を思うよりも親が子を思う気持ちの方が深いってのが全篇を通して伝わってきます。

一番印象的なシーンは、島に移る際のゴンドラの中か、マンションのエレベーター内だったか忘れちゃいましたが、 母娘繋いだ手を、娘が指で母親の指を撫でながら見上げるシーンです。

こーゆー時の気持ちがとてもよく分かるから、涙が滲んでしまいました。

余談になるかもしれませんが、 ジェニファー・コネリー には、エマニュエル・ベアール と同等な ”陰” な色香があるって思いました。エマニュエル・ベアール に母役は合わないと思うけど。

’05.11.@チネチッタ/06.03.27 記述

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)TOMIMORI[*]

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