映画で心底 ”ゾクッ！” とゆー思いをすると、私はとある錯覚に陥る。 人に話すと「変だ。」 と言われますが、それは、青々過ぎる草の匂いと言うか、死臭の様な独特の臭気が鼻を突く錯覚を覚えるのです。 ちなみに、そんな体験をした映画をざっと思い浮かぶだけ挙げると、『“アイデンティティー”』 , 『シックスセンス』 , 『ブレアウィッチプロジェクト』 , 『-less』 , 『The EYE』 等です。 のっけからそんな錯覚に陥った本作は、ホラー映画としてよく出来てるな〜と思いました。

ストーリー的には幾つか穴がある気がしますが、”実話を基にした…” ってフレーズは強いナと思います。 「実話なら仕方ないかぁ･･解明しきれてないのね。こーゆー不条理な出来事ってコワイ！」 で消化できちゃいました。

敢えて、穴と感じた点を書けば、なんで AM 3：15 ？なんで28日後？ むかしむかし地下で残酷な実験？をしていた異教伝道師？ケッチャムに、ジョージ（ライアン・レイノルズ）は取り憑かれ、家から聞こえる邪悪な声に病み気がふれ、前にあの屋敷に住んでいた家族同様いずれ28日後に家族を惨殺し、同じ道を辿るものと思っていたけれど、バスタブから謎の腕に引き込まれ溺れ死にそうになったのはなぜ？あれはケッチャムの仕業ではなく被害にあった家族の霊とかの仕業？？などです。

70年代の話（リメイク？）とだけあって、妻キャシー（メリッサ・ジョージ） の、綺麗なんだけどちょっと古い感じの顔の作りや（酷い事言ってんな･･汗）、可愛いんだけど時代を感じる服とか好感でした。

多感なお年頃とは言え、最初は生意気でいけ好かなかったビリー（ジェシー・ジェームズ） が、 何かに取り憑かれ凶暴的になった義父にあたるジョージ（ライアン・レイノルズ） にパシられ、斧を振り上げ丸太を 「両手で押さえてろ！」 とどやすジョージにビビり涙する姿が何だかとーってもいじらしかったです。ヘビメタバンドのKISS のＴシャツを着てシクシク泣いて…。

06.02.01@TOHO