どうもちょっと違いました。

普通の人達が海兵隊に入り、兵士となり戦場へ…と思いきや、 主要登場人物のスウォフォード（ジェイク・ギレンホール） やパートナー・トロイ（ピーター・サースガード） の人生観がどーも虚無的で･･ 身近な人物像に感じれず、感情がまるで入っていけなかったんです。 糞な毎日の逃げ場として、ごくごく軽い気持ちで海兵隊へ… 「ここが俺の居場所だ！」 や、「ここしか俺の居場所はない…」 と感情はそれぞれですが… 日本に住んでる私じゃあ幸せボケし過ぎて、リアルに感じれなかったのでしょうか。

また、イッちゃってるなって感じる人も居ましたが、私が実際にＴＶで観たような、 一見さらりと普通〜な人に見えて実は、戦争はゲーム感覚か？と取れる発言をする程、イッちゃってる人も本作内では居なかったし。 焼死体と写真撮ろうとしてた人にはゾクッとしましたが、なんて言うんだろ…あそこまでの狂気ではなく、 一見普通に見えるのに実は…みたいな、環境が己の中に生みだした狂気みたいなのを見たかったんです！

『地獄の黙示録』 を観、喝采を上げ、士気を高める彼等は全く理解不能でしたが、このシーンとかは観たかった狂気に近く、良かったデス。

ひたすら待機の戦地。訓練・銃の手入れ・訓練・おしゃべり・訓練・自慰の繰り返し。そして募る焦燥。それを静めようとするかの如くお祭騒ぎに妙なハイテンション。構想は良いんですけどねえ。惜しいです。

揃いも揃って恋にナイーブなのはウケました。

私が過激を求め過ぎ、実は本作がリアルなのかもしれませんが、ちょっと退屈だったには変わりなく…★2 になりました。

05.2.19@

余談：

結構映画に出ていて、どーしても好きになれない顔の ジェイク・ギレンホール , トビー・マグワイア , ホアキン・フェニックス ですが、ジェイク・ギレンホール はちょっと見直しました。髪を短く刈れば格好良いナと。胸板・上腕二頭筋サイコー！左隣に座った連れの二の腕を、鑑賞しながら何度も揉み、無言のアピールをしました。