年齢は違うけど、とりあえず俺も日本男児であり、それ以前に一人の「少年」である。

この映画の主人公達より随分年下だけど・・・

それで見てて思った。この映画にはセックスシーンが生々しく激しく何度も出てくる。マリファナを吸い、乳首を吸い、タバコを吸い、女性の×××をなめまわす（表現が悪くてすみません）

けど、これだけが青春なのか？（注・・・俺はホモじゃないです）

いや、青春じゃなくて、青夏なのかな？夏の割にプールには落ち葉が沢山。まさに「夏の終り」だな。

決して悪い作品とも思わなかったし、メキシコの若者の「心を掴んだ」っていう宣伝どおりの出来だと思う。

こんなバカなガキどもが、強ぶっている姿もけなげで恥かしい。

漁師のおっちゃんの実況＆キーパーは最高に笑えた。

だけどナレーションはちょっと安っぽくないか？俺はナレーションが何度も何度もでてくる演出はあんまり好きじゃない。この映画においては主人公の背景を描くのに多用されていた。

けどラストでいちいちナレーションで説明しまくる必要はあったのか？

正直この映画のラストは本当に切ないもんだと思った。だがあんな安っぽい表現方法でやられたらそりゃショック。

友情とは堅い絆なのか？それとも一瞬にして崩れるものなのか？少し考えた。ひと夏の終わりが青春の終わり。

そんな切ない余韻に浸れたはずなのに・・・、何かにさえぎられた。

所で彼女の死。この話の流れもどことなく情けなくないかな？どこかにありそうな幕切れだ。

友情の切なさ、命の激しさ（？）は描かれてていい作品だったはずなのに。。。なんか物足りないというか。。。

やはり『アモーレス・ペロス』の方が好き。

総合・・・3☆☆☆