[コメント] ヘル(2003/米)
全く期待せず、久しぶりにヴァン・ダムのお顔を拝見したくDVDを借りたのだが、失礼ながら意外に面白くてびっくりした。
劇中に挿入される「それっぽい」台詞(ナレーション)の数々や、或いは「戦わない」ことで戦うヴァン・ダムという奇妙な展開や、でも結局あっさり戦っちゃってる展開や、どこかの映画で見たような看守らやその他の筋肉ムキムキの囚人の人物像や・・・ってな具合で、文句を列挙していたら何かキリがなくなりそうなのだけど(大体、蹴りを出さないヴァン・ダムだなんて信じられない!!)、それでもなぜか「戦わない」ことで戦うヴァン・ダムを許せてしまう自分が居た。ヴァン・ダムじゃなけりゃただのオッサンなんだけど、でも、それがヴァン・ダムだから妙に説得力がある・・・って、そんなもん全く無いんだけどさ。でもなぜだか許せてしまう。
そこには別に説得力はないし、そんなことするより『ダブル・チーム』みたいなトレーニングして欲しいし、こんな薄汚い刑務所の懲罰房で体を鍛えるよりも、バスタブ持ち上げたりして欲しい。トレーニングで開脚して欲しい。
でもやっぱりなぜだか「これもありかな?」って思えちゃう。そこに理由なんか無いんだ。ヴァン・ダムなんだ。薄暗い、糞汚い刑務所で苦しんでても、(失礼だけど)似合いもしないシリアスな演技ばっかやっても、ヴァン・ダムなんだ。なんか、理屈ぬきで、無条件で許せてしまうのだ。
やっぱりヴァン・ダムは偉大です。
◇
どうでもいいけど、指輪を没収して、嫁さんの写真を没収しない刑務所の管理体制は如何なものだろうか。例え映画だとしても。っていうか、人がつけてる結婚指輪なんかつけたいと思うか?普通。いくらデフォルメと言っても、そりゃないだろ>リンゴ・ラム
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