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[コメント] 10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス(2002/英=独)

スパイク・リー作品は面白いけど、どうかと思うなぁ・・・あれは。 2004年5月23日劇場鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「人生のメビウス」ってのは、メビウスの輪だっけ?一本の紙を一度ネジって輪を作ったら表しかない輪(メビウスの輪)が出来る、って奴?(うろ覚え)

いや、だから作品とどういう意味があるのよ、と。輪廻転生?いや、関係ねーだろ。

「イデアの森」と比べて、知っている名前が多く並ぶ。あちら側はひたすら眠かったけど、こっちは1時間半があっという間、と言う感じだった。序盤は少し緩い感じしたけど、段々面白くなってきて良かった。ただ、「イデアの森」のゴダールみたいに、飛びぬけて衝撃的に面白い、と言う作品がなかったのは残念。

アキ・カウリスマキ監督「結婚は10分で決める」

うーん、10分の短編を作るとしたらこういう作りの作品になるのだろうし、これはコレで面白いと思うけど、何かなぁ・・・あ、俺の理解力が無いだけ? ★3

ビクトル・エリセ監督「ライフライン」

どことなく美しく、何となく切ない・・・って良く分かりませんけど、個人的にそこまで面白い!とは思いませんでしたけど、悪いとも・・・っていうか正直に言います。良く分かりませんでした。すみません。 ★3

ヴェルナー・ヘルツォーク監督「失われた一万年」

すげぇなぁ、まさかこんなお上品な巨匠監督が並んでる所で『食人族』見るとは思わなかった(違)いや、でも似てない?何か。あの短い時間で1万年の時間を描くのは圧巻だけど、さすがに時間が少なすぎる気もした。でも俺はこういうの好き。皮肉っぽくて。 ★4

ジム・ジャームッシュ監督「女優のブレイクタイム」

何気ない10分間。ブレイクできない10分間。たった10分があまりに窮屈でストレスで、全然ブレイクしてねぇやん!と感じながらも・・・何だろう。う〜ん。上手いなぁ(謎) ★4

ヴィム・ヴェンダース監督「トローナからの12マイル」

面白かった。笑えた。アホらしくて。でも、心に残らない。笑えたけど、だから何?って感じがする。まぁ面白いっちゃ面白かったんだけどね。 ★4

スパイク・リー監督「ゴアVSブッシュ」

話自体は面白いと思うし、確かに決定的な10分間かもしれない。だからと言って、この土俵で作って欲しいとは思わない。何か他の作品から浮いてる感じがした。

例え、どれだけ上手くて面白かったとしても、何か不快さを感じた。正直、この作品ってスパイク・リーだから作れた作品じゃないと思うんですよね。同じ様な作品なら誰でも作れるんじゃないの?みたいな。字幕読み難いし。 ★2

チェン・カイコー監督「夢幻百花」

ありがちな話だけど暖かい。最後のアニメーションとか温かみがあるのだけど、俺は好きじゃない。今更こんな話作られてもなぁ。。。中国の現在を描く、と言う意味では意味を成している作品かもしれない。だけどなぁ・・・納得いかない。コレだけの巨匠がわざわざ作る作品とも思えない。 ★3

って訳で、飛びぬけて面白いと思う作品はなかったけど、全体的に中々面白く楽しませてもらった。。。

と、言っても一作ずつ、その作品が伝えたい事を理解しきれた訳ではない。頭がもっと良ければなぁ。。。

(評価:★4)

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