り、リーゼントっすか！！カッコイイ！（←見方間違ってる）もはや俺の中で髪型俳優（？）と化した新井浩文の今回の髪型はリーゼント！！Ｏｈ！リーゼント！！オマケにトマトジュースでゲロまで吐いて！な、なんてこった！！なんでこんなにこの人はカッコ良いんだ！！

と、意味も無く熱狂してしまう訳であります。

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８６年生まれの俺が６０年代だの６９年だのなんて知る訳も無いので、細かい描写とかは良く分からん。時代背景だって、かじった程度の知識しかないので、何ともいえない。ベトナム戦争にヒッピー、ロックンロールに学生運動・デモ、東大安田講堂篭城、ヌーヴェルヴァーグにアメリカンニューシネマ。ベトナム戦争・兵役に反対して「自由の象徴」として長髪にし、ラブ＆ピースを叫ぶ。

世界が（特にアメリカ？）が大きく揺れた時代。

マスゲームに体罰、教師の言いなりの毎日を打破する為、自由と言う名の青春を謳歌する為に学校をバリケード封鎖！闘争の開始である。その実は単純に「モテたい」「何となく面白そう」程度の物だけど、結局主人公ケン（妻夫木）とアダマ（安藤）以下数名は革命を起こしてしまう。マスゲームとグラウンド清掃の廃止である。

更に、最終的に彼らはフェスティバルの開催に成功する。コレだよ。コイツだよ。

別に理由なんて何でもいいんだ。そのモヤモヤした、上の方で威張り腐り、横柄な態度で見下して怒鳴り散らして”俺達”を言いなりにして良い子に仕立て上げようとする”奴ら”に対する鬱憤を何かの方法で発散する。っていうか、そのまんまやり返す。暴動を起こす。

ち、ちくしょ〜！！仲間に入りてぇぇぇぇ！！！

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確かによくよく見てみれば、６９年に絞らなくても出来た物語かもしれない。しかし、現在の２００４年にコレを行えばただの「バカ」になるだろう。でも、俺はそれでいいと思う。

結局、ここで何かやらねぇと負けなんだ。言いなりで終わってしまえばそこで負けなんだ。しかし、俺達はまだまだガキで、親のスネかじって生きる事しか出来ない。何か事を起こせばソレ相応のリスクを伴い、周囲に迷惑がかかる。自分の抱えた鬱憤を爆発させた所で、周囲に迷惑をかければ糞でしかない。

でもよぉ、学校の作った糞かったるい文化祭だの体育祭だのクラスマッチだの気色悪いモノやっても何も楽しくねぇよ。なんで祭りやんのに競技を強制されねーといけねーんだよ。俺らの学校なんて未だに「伝統」だとか言ってマスゲームと同じ様な事させてんだぜ？それに皆文句言いながらも、結局やっちまう。

そんな糞ったれ全部便所の水で吹っ飛ばしてやりてぇ！！

学校中にペンキぶちまけて屋上も門もバリケード封鎖して、校長室の机の上に糞垂れてやりてぇ！

社会的なメッセージじゃねぇ、抱えた鬱憤を内面に蓄積させて肥大させたまま外に出さずに大人になって何が楽しいんだよ。ドロップアウトするくらいの覚悟で、全部ぶち壊してやりてぇ。上から見下して、殴りつけてくる”奴ら”にやり返してやりてぇ！

うちの校長は毎年入学式で、新入生に言う。「今年は国公立○○人通らせます」。その人数は毎年増えてゆく。本人曰く「名門復活」の為だそうだ。そんな糞ったれな、手前の出世の為に生徒と利用してそうなチンカス野郎の学校なんて、ぶっ潰してやりてぇ！！

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と、思わず私事がつらつらと出てくる程、この映画には「俺がやりたい事」が詰まった映画だった。

この時代、若い奴らが何の目的だか知らんが、闘争を繰り広げていた。学校をバリケードで封鎖し、屋上に立て篭もったり、警察と殴りあったりする。

馬鹿げた行為だけど、そんなモノ暴走族がやってる事と大差ない様な気もするけど、抱えた鬱憤を爆発させる矛先の無い俺には「青春謳歌」なんて言葉考えられない（←にも関わらず、うちの学校の文化祭は「青春謳歌」をスローガンに据えていた。反吐が出る）。

そんな中、有り余ったパワーを持て余しながらギャーギャー叫びまわり、そして抱えた鬱憤を晴らすべく闘争をし、革命を起こしているこの高校生ドモを見て感動しない訳が無い。

同志よ、集え！！！

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でもまぁ、演出が少々かっこつけすぎ、と言うか小細工しすぎ、と言う感が否めない。

特に音楽。所々、音楽が五月蝿すぎて台詞が聴き取り難いシーンがあったのがアホらしい。けどまぁ、バカバカしくて面白い映像のお遊びは結構良い感じに作品に合っていたと思う。

もう完成度とかの問題じゃない。このパワーにひたすら憧れた。