コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 惑星ソラリス(1972/露)

サイレント映画 2003年5月25日ビデオ鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







何度も何度も巻き戻した。何故かって?そりゃ何度も何度もうとうとと寝てしまったからだよ。観るなら『2001年宇宙の旅』の時の様に二度に分けて鑑賞すればよかったのだが、何しろ時間が無くて続けてみた。すると・・・とんでもない退屈な映画だった。

2時間45分。画面をぼーっと見ているだけ。いつもは映画を見ながら物を食べたり喋ったりしないのだが、今回は開始30分以内で既に集中力は途切れ、お陰で残りの2時間以上は退屈極まりない内容だった。

ソラリスの海のお陰で目の前に物質化して現れた先立った妻。彼女の自殺の原因は自らにあると、彼女を愛し続ける男。そして、次第に母親の像も脳裏によぎりだす・・・って事か?

とにかく、哲学的だとか解釈だとかもはや関係の無い領域に入っていた。何しろ集中力が最初の数十分で途切れたのだ。この映画の雰囲気はどうも合わない。っていうか、この手の映画はどうも愛称が悪いらしい。

今度、スティーブン・ソダーバーグ監督がこの映画をリメイクするというので鑑賞したのだが、恐らく、ソダーバーグ版の方が分かり易いのだろう。面白くは無いかもしれないが・・・。まぁ観てみない事には何もいえない。

確かにこの映画は凄いのだろうし、何か奥深い物を持っているのだろうとは感じる。亡くなった妻、しかし母親の幻影、罪の意識、、、人間の深層心理だかなんだかしらんが、とにかく深いのだろう。

だが、それ以上に退屈で冗長。結局、最後の方は必殺早送りの刑に処した。

しかし、ラストシーンはビビった。あぁいう終わらせ方をするものかと。ソラリスの海にぽつんと浮かぶ主人公の家とその周辺。あのシーンがこの映画で一番素晴らしいシーンであり、そしてこの映画の中、唯一「凄い!」と思えた所だ。どういう意味が込められているかは知らんが。

そーゆーわけで、ラスト、あの展開が無けりゃ★1確定だったな。

まぁ、この後、何かしら起こって評価が変わる可能性も出てくるけど、見終わった直後、何か面倒くさい物から一気に開放された開放感があり、この映画が相当に退屈だった事を実感した。多分、滅多な事が無い限りこの映画を際鑑賞はしないだろう。

観た年齢が幼すぎただけかもしれないが。現在16歳。理解できてもいい年齢なのでしょうか?やっぱ俺、バカだからなぁ(^^;

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (3 人)氷野晴郎[*] あき♪[*] ボイス母[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。