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[コメント] マルコヴィッチの穴(1999/米)

ブラピが(主人公の)奥さんのマスコミのインタビューのあと一瞬映った姿は普通どおりだった・・・。そこでひねってくれればもっと最高だったのに 2002年12月7日ビデオ鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







文句無しに面白かった。レズを見せても抵抗感なしに見せられ、アメリカ産『世にも奇妙な物語』的なストーリーに、哲学的な要素を付け加え、奥深いものに仕立て上げていた。

そして「マルコヴィッチ」という響きの面白さ。

何よりもチャーリー・シーンの起用法!

「原因はマリファナ、一見落着☆」「レズでマゾ。最高じゃないか♪「その女飽きたら俺にくれよ」

極めつけはラストのはげ。爆笑です。

さらにマルコヴィッチの見た世界。本人曰く「おぞましいものをみた!あれは人が見てはいけないものだ!」

これって、なんていうか神秘的とか哲学的だとかそういう問題じゃなくて、ただ純粋に

「赤い服を着た巨乳のジョン・マルコヴィッチ」を見たからじゃないか?(笑)

キャメロン・ディアズの爆発頭、ショーン・ペンのインタビュー、さらにジョン・キューザックのやっていた人形劇!

あの劇を見て殴られるシーンにも爆笑。そして社長の言語障害にも爆笑。冒頭の30分は笑いっぱなし。

中盤は先を読もうと必死になって期待を裏切られ、そしてクライマックスじゃ、冒頭の社長の無駄話が伏線になってた事を思い出し「あっ!」な爽快感。

ただ文句が一つ。

一つはブラッド・ピット君の起用法。もっと奇抜に変人にやってくれたら最高だったのに。チャーリー・シーンであれだけやってくれたんだから、やってくれないとなぁ(^^;

ショーン・ペンはあれでOKっしょ。

(評価:★5)

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