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[コメント] マトリックス レボリューションズ(2003/米)

俄然マジの作品解釈(PG-12)&真面目レビュー 2003年11月23日劇場鑑賞 12月14日二度目鑑賞 真面目なレビューが最初にあります。その下に俄然マジのモニカ・ベルッチを絡めた作品解釈があります(かなり長い)→
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







要するに、この映画のメインはネオVSスミスのタイマンでも無く、物語の進行でも無くて、『パールハーバー』の真珠湾奇襲シーンの如き長さと迫力のザイオンでのドッグ死守の死闘ではないかと思う。

実際、あのシーンは良く出来ていたと思う。メカデザインは『エイリアン2』のパクリな上にダサいのは100歩譲って許したとして、あの手に汗握る、とまでいかなくても、映画館で見るド迫力の合成技術で行われる爆破&破壊のカタルシスは『スターウォーズ エピソード2』とかの安っぽい「宇宙戦争」を遥かに超えた迫力とスケールだったと思う。

ミフネ船長は前作で名前が出てきた程度だったのに、今作では主役級の活躍。っていうか、あの戦闘中はネオの事なんて完璧に忘れてミフネ船長に見入ってましたよ、マジで。あの人カッコ良すぎです。

俺が一作目の『マトリックス』を許しているのは、体重の全く乗っていないような格闘シーンしか撮れないけど、ガンアクションシーンのカッコ良さを認めたから。二作目はカーチェイスシーン以外は評価できたものではなかったが、この三作目を見てからだと許せてしまう。なぜなら、この三作目は『マトリックス』と言う映画のくせに、マトリックス内での戦いに全く魅力が無いから。皮肉も、ザイオンの死闘の方が遥かに魅力があるのだ(と、言っても手放しで誉められた物ではないけど)。

今作にも、前作を引き継いで安っぽい格闘アクションが続いている。トリニティの蹴りなんてただ脚を上げているだけにしか見えない安っぽさ。だが、あのディスコにモニカ・ベルッチのおっぱいを拝みに行く時の入り口での銃撃戦は見事だったと思う。

異常な程にスローモーションを多用しすぎる上に、あの口径の銃であそこまで柱が吹き飛ぶとは到底思えないのだが、それでも一作目を製作した監督だけあって、やはり十分誉められる出来栄えだった。正直、この映画で誉められる「マトリックス内」のシーンはそこだけである。

クライマックスのネオVSスミスの最終決戦なんて、ダサいの極み。『ドラゴンボール』やる事は目に見えていたが、まさかここまでダサく見えるなんて思いもしなかった。ブルース・リーのマネをしようと、こいつらの素手アクションは例外なく「肉体の重み」が欠けている為に全く迫力、緊迫感、カタルシスが皆無なのである。

衝撃波で雨の水滴が吹き飛んだり、バレットタイムで拳を見せ、一粒一粒拳で雨をフッ飛ばしながらスミスの顔をぶっ飛ばす(この映像、爆笑映像ですな)シーンは『HERO−英雄』を思い出した(恐らくやったのはこちらが先なのであろうけど、『HERO』の方が先に公開しているのでパクリと感じてしまうのも無理は無い)。正直、あの映像にはがっかりした。

ネオも覚醒し、ザイオンも救われ、皆平和のハッピーエンド。と言う安っぽいラストで終わるこの映画。マトリックス内の戦いは「何でもアリ」があるから魅力があるのであり、その 何でもあり」を利用して一作目の弾丸避けや二作目のカーチェイスが成り立つのである。ザイオンでの死闘(=何でもアリはダメ)をメインに据えた本作は『マトリックス』と呼ぶ事すらためらってしまう(おまけに、あのシーンは劇場だから迫力あったけどビデオじゃ多分ダメだな)。

やはり、本作のラストはB級チックに終わって欲しかった。目が覚めたらネオのコンピュータの画面に「なぜ気付かない?」と文字が出てるシーンで終わる、とか。

つーかモニカ・ベルッチ。あんたのおっぱいはマトリックス内だからそんなにデカイのか?実はそのおっぱいプログラムだった、とか言わないでくれよ?

俺は気付いてるぜ。二作目、三作目の真のテーマはネオVSスミスの決着行方でも、オラクルの予言でも、モーフィアスのよくわからん演説でもなく、ましてザイオンの行方でもマトリックスの真実でもなく、あんたのおっぱいとミフネ船長の戦いで成り立っている事を。

そして、二作目であっけなくツインズを消して、三作目ではマトリックス世界をほとんど利用しない(恐らくネタ切れだからザイオンの死闘をメインにしたんでしょうね)監督二人は、映画史上稀に見る壮大なスケールのネタ切れを起こした事。

あっ、けどセラス(あの白い服着てた東洋人っぽい人)のアクションは中々良かったな。駅の改札通る時にイチイチ回転するトリニティなんかより遥かに。

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本作を愛する方は読まないで下さい

モニカ・ベルッチと作品解釈。

本作、私はモニカ・ベルッチのおっぱいに感激した。その大きさ、ツヤ、ハリ、そして絶妙な露出度と角度、全てが芸術品の様だった。しかし、その登場シーンはほんの一瞬だ。二時間半ある上映時間の中でも、ほんの数分だ。しかし、その数分に残したインパクトは計り知れない。なぜなら彼女のおっぱいが素晴らしすぎるからだ。台詞は確かに少なかった。キャラクターとして登場する理由は皆無に思えた。しかし、家に帰って色々考えてみたが、やはり彼女無くてこの3部作が完結しなかった事に気付かされた。そして、監督が何故彼女を本作に、僅かの時間にも拘らず出演させたのか、それも全て理解できた。

本作はモニカなくして、否、おっぱいなくして存在しなかったのだ。恐らく監督は続編を作る時におっぱいに関するストーリーを考えたが、あまりに短すぎる為にやむなく高速道路を作ってアクションシーンを撮影したり、ザイオンでの人類解放運動を描いてみたりしたのだろう。しかし、その根底にはおっぱい思想が溢れている。

>モニカ・ベルッチのおっぱいは出番が少ないからダメだな

と発言した野郎が居ました。しかし、前作のモニカのおっぱいの露出度は、彼女のおっぱいの大きさで露出度が高く見えたが、実質の露出はたいしたレベルではないのだよ、アンダーソン君。しかし、今作のモニカのおっぱいの輪郭を見たかね?

あの輪郭、あのツヤ、あの張り具合、天然なのかシリコンなのか微妙なあの具合と、本来は「寄せてあげて」と言う言葉はおっぱいだけの話だが、今回の彼女の衣装の寄せてあげて具合の素晴らしさは、まるで彼女が全身で「寄せてあげて」を体現しているかの様な幻覚を覚える程の素晴らしさであった事は言うまでもない。

確かに彼女のおっぱいの登場シーンは少なかった。しかし、カメラはモニカ・ベルッチを撮影する際、必ずおっぱいと彼女をセットに撮影していたのを覚えているだろうか? これはアングルの関係で生じた偶然ではない。偶然など存在しないのだよ、アンダーソン君。

あのおっぱい撮影は実は偶然ではなく、しかし演出でもない。そう、あれは必然なのだ。伏線なのだ。もはや神の領域に達している。おっぱいの存在感も、存在価値も神の領域である。そして、改めてウォシャウスキー監督の素晴らしさを思い知った。そう、このおっぱいを無駄に強調した撮影と衣装は、実はクライマックスの伏線だったのだ。

例えば、映画の冒頭にもの凄いインパクトのあるシーンを挿入して映画全体を作り上げる映画に『ソード・フィッシュ』がある。あの映画は、オープニングのマシンガン撮影のインパクトで成り立っている、と言える。しかも、それは同時に作品の一番の見所でもあるのだ。

さて、この『マトリックス・レボリューションズ』の最大の見所であり、最大の衝撃的なシーンは何か?それは、ザイオンでの攻防でも、小難しい台詞でも、ミフネ船長の男気でも、ましてネオVSスミスのタイマンでもない。

そう、(モニカ・ベルッチの)おっぱいなのだ。

今作は駄作と言い切られても仕方ない出来栄えだった。しかし、この所以は、決して物語のつまらなさでもアクションシーンのCG氾濫ぶりでもない。単純に、あまりにも監督&製作者の予想以上におっぱいの衝撃が高すぎたのだ。

私はあのおっぱいをスクリーンで見た時に打ちのめされた。恐らく私だけではないだろう。一秒でも多く見て居たい、否、上映時間全て見ていたい、と思った人も少なくないはずだ。美しく整い、且つハリとツヤを兼ねそろえた見事な肌。もはや隣の変なおっさんが取引の基本について語っていようと、私の脳裏には彼女のおっぱいが取引の基本としか考えられないほど、脳裏に焼きつく見事なおっぱい。

この映画は皮肉な事に、他の映画と同じ様に、映画の仲の一番の魅力あるシーン(カット)によって映画全体のバランスを崩されてしまったのだ。(モニカ・ベルッチの)おっぱいによって。何しろ、セラス(白い服着てた東洋人っぽい人)なんてモニカのおっぱいを拝む為に危険承知で敵のど真ん中に入っていくんだからね(敵?ディスコか。)

たった二つの球体のインパクトだけで映画一本破壊しつくすとは・・・恐るべし。今後、彼女のおっぱいは『キャスト・アウェイ』のウィルソンと同等の否、それ以上の扱いを受け、恐らくアカデミー賞主演女優賞にノミネートされる事は間違い無い。恐らく彼女のおっぱいは『地獄の黙示録』のワルキューレの騎行シーンの衝撃を遥かに超えてしまっているに違いない。おっぱい衝撃波は森をナパーム弾で吹き飛ばし、ビッグウェーブを爆風でかき消してしまう映像と音楽のインパクトを超えてしまったのだ。たった二つの球体であるにも関わらず。

そして、ザイオン、否、人類を救ったのも、ラストの(人類の)夜明けシーンも、それ以上にネオが救世主に選ばれたのも全ておっぱいの引力に引き寄せられたからだ。オラクルは老女である。彼女はモニカのおっぱいに憧れを抱いているのだ。つまり、オラクルの予言、要するに彼女の頭脳は全てをお見通しなのだが、その上に位置するのがモニカのおっぱいなのだ。彼女のおっぱいがあるからオラクルが居る。「始まりがあるものには終わりがある」と同じ様に。つまり、マトリックスを支配していたのはスミスでもコンピュータでもなく、モニカのおっぱいなのだ。しかも、これにはきちんとした理由があるのだ。ここで、本作最大の疑問、タイトルである。

■『マトリックス レボリューションズ』の「レボリューション」はなぜか複数形となっている。

ここに疑問が残る。なぜ、複数なのか。答えは一つしかない。

つまり、おっぱいは基本的に2つついている。だから複数形なのだ。

月と太陽はおっぱいのメタファーであり、ラストの決闘シーンで降りしきる雨は精液、否、母乳のメタファーなのだ。つまりラストの人類の夜明け(平和の夜明けと言うべきか?)はおっぱいが再び正常な状態に戻された事を意味する。否、元々モニカのおっぱいは異常ではなかった。スミスに侵食されたマトリックス世界も、モニカのおっぱいは全てお見通しなのだ。つまり、この最終到達地=平和を手に入れるためには、スミスに強大な力を持たせる必要があり、それと対峙できる救世主が必要となる。そこで、(モニカの)おっぱいはトーマス・アンダーソンを呼び込んだのだ。始まりがあるものには原因がある。ネオが連れてこられたのは、平和なおっぱい世界=マトリックスを作る為だったのだ。

そしてネオとスミス、両極に位置する二人は左右のおっぱいを意味している。彼らは真のおっぱい(=平和)を手に入れる為に、自らの体を犠牲にして闘った。しかし、ここでも実は伏線が含まれていた事に気付く。

戦いが終わり、スミスの体が発光すると、実はネオが今まで戦いっていたのはオラクルを吸収したスミスであった事が判明する。一方、ネオには(モニカの)おっぱい=救世主の力が潜んでいる。つまり、ここで「オラクルは(モニカの)おっぱいには勝てない」という事が判明する。

ここでオラクル婆がモニカのおっぱいに憧れを抱いていたが、結局勝てなかったこと、そしてモニカのおっぱいの力がオラクルの力よりも強力だったことを意味する。

この映画の一作目からモニカのおっぱいトリロジーは始まっていたのだ。一作目は「おっぱいではない」と否定しようと、それは騙されているにすぎず、一作目も全ておっぱいの要素どおりの展開だったのだ。

ネオが選ばれた理由は、オラクルの予言でも運命でも必然でもない、モニカ・ベルッチがおっぱいを強調していたからだ。

■トリニティが死んだ理由

そしてトリニティが死んだのは彼女がぺしゃぱいだったからだ。演出ではない。

しかし、どちらにしろ彼女は死ぬ運命だったのだ。なぜなら彼女の服はSM女王としては最高だが、エンターテイメントとしてはクソなのだ。露出度が低すぎる。だから死んだ。

人類はおっぱいに救われた。

そういえば一作目にプログラムで作られた美女が居たっけ?あれもおっぱいパワーなのか?

どっちにしろ、ここまで書いて何だが、一つ疑問が残る。

最大の疑問。これを言ってしまえば終わりなのだが・・・

基本的に、人間どもはネット上ではない状況ではボロボロの服を着てケンカもそんなに強い訳ではない。つまり・・・・つまりだよ・・・・もしかしてモニカのおっぱいって実は・・・・

プログラム!?という疑惑が生まれる。もし、そうだとすれば、スミスを超える最強のプログラムという事になる。否、だからこそ制御不能になり知能を持つ可能性も否定できないのだ。

彼女のおっぱいが暴走(服を突き破ってしまう)を起こした時、人類は一体何ができるのであろうか?

人類は知らず知らずの間におっぱいに支配されている。ウォシャウスキー監督が彼女の登場シーンが無意味に思えるにも関わらず二作目、三作目に出演させた理由も、実は単純におっぱいに支配されていたからだ。

「なぜ気付かない」(一作目のキャッチコピー)

◇追加

友人に半ば拉致られて再鑑賞した訳だけど、点数を下げる結果になりました。本当につまんない。

ただ、ザイオンに侵入してくるイカ軍団はもしかすると卵子に入る精子のメタファーなのか?と一人確信したのでよし、としよう(しつこい)

それにしてもモニカのおっぱ・・・(以下略)

(評価:★2)

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