★5 | パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻(1973/日) | 「傑作選」より:水没した街のシーンがステキ。水の中から上を見上げる場面や、ベッドをボードにして漕ぎ出す場面…そして水中を疾走する機関車。洪水をリアルに描くだけじゃつまらない。…両親のいないミミ子がコパンダをそっとあやすシーンに思わず涙…。 | [投票(2)] |
★4 | パンダ・コパンダ(1972/日) | 「傑作選」より:ナルホド…その昔、トトロはパンダだったらしい。…パンダたちの登場がやや唐突な点と、ミミ子の家がとても日本の家屋に見えないのが気になるが…とにかくパンダがかわいいっ♪作り手の優しい気持ちが伝わってくる名作。ぜひ親子でご一緒に! | [投票(2)] |
★3 | ハンター(1980/米) | 撮影時、既に病魔に冒されていたマックィーン…こけた頬でぎこちなく走る姿が痛々しいが、そんな彼の生き様にはファンとして敬意を表さずにはいられない。全体的にまとまりに欠けるが、畑・電車・駐車ビルなど、それぞれの追跡シーンはなかなかの見もの。 | [投票(2)] |
★4 | 恐怖のメロディ(1971/米) | イーストウッド、初監督ながらもなかなかに盛り上がるサスペンスの佳作。だが中盤のラブシーンとコンサートシーンが無駄に長いのが難点。…女性の描き方が浅い(真相を聞かされた時の恋人の反応と、イブリンの異常性に+αが欲しい)のが男性らしい。 | [投票(2)] |
★3 | トパーズ(1969/米) | 「傑作選」より:ピアノがBGMの会議の場面や、白黒の床に広がる青のドレス…名シーンも散見されるが、この手の作品には他に名作が多いだけに、印象の薄さは否めない。冒頭の軍事パレードを観て感じたのだが…ヒッチコックに野暮なテーマは似合わない。 | [投票(2)] |
★4 | スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002/米) | 今回のテーマは「選択」。アナキンにも、ジェダイ騎士団にも、共和国にも…それぞれ難しい選択が迫られる。即ちそれは古来より我々人類が直面してきた問題でもあり、その点を興味深く鑑賞した。…私が思い出したのはルークの「選択」。あの時、ルークは…。 | [投票(2)] |
★5 | 黒い十人の女(1961/日) | 「傑作選」より:黒い十人の女…そう、確かにブラックなのだが、にもかかわらず本作はロマンチックな匂いさえ漂う爆笑(艶笑)コメディでもある。それもこれも全ては船越英二のせい。愛してるけど殺すしかない…という女たちの決意もごもっともだ(笑)。 | [投票(2)] |
★5 | 逃走迷路(1942/米) | 「傑作選」より:製作当時を偲ばせる内容にまず感無量。有名なクライマックス(BGMなし!)がなんといっても圧巻である。だが…意外に見逃せないのが主人公が逃亡先で出会う人々との交流シーン。こうまで心温まる人間模様は、ヒッチ作品では珍しいのでは。 | [投票(2)] |
★4 | バウンド(1996/米) | 主役ふたりのエロティックな魅力もさることながら、やはり注目すべきは…ウォシャウスキー兄弟の才気がいたるところに宿る、斬新でスタイリッシュな映像世界だろう。…また、彼女達の仕事ぶりが決してプロとは言えないくらいに危なっかしいのが良い。 | [投票(2)] |
★4 | CURE/キュア(1997/日) | 世界が狂っていくのなら、真理は狂人の目にしか映るまい。…日常茶飯事の如く描かれる「出来事」の淡々としたテンポに戸惑いつつも、いつしか心地良く侵されていく自分…鑑賞後しばらくしてから、「CURE」という意味が戦慄とともに甦るだろう。 | [投票(2)] |
★5 | 電撃フリントアタック作戦(1967/米) | 「傑作選」より:あのフリントが帰ってきたっ!イルカ語ペラペラ!ロシア語で歌も歌う!ばれえだってしちゃうぞっ!ついには勢い余って…おっと!赤色の電話の新機能(笑)もお忘れなくっ!…ところで、原題「IN LIKE FLINT」とは… [review] | [投票(2)] |
★4 | めまい(1958/米) | バーナード・ハーマンの流麗な音楽とともに展開される、ミステリアスなラブロマンスに酔いしれる。特に、キム・ノバクの妖艶さは完璧といっていい。だが、後半の展開が強引でもたつくのが難。なにより残念なのは、彼女の魅力が急速に色あせることだ。 | [投票(2)] |
★5 | ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998/英) | 生活臭漂うロンドン風俗の魅力的な描写を背景に展開される、曲者ぞろいの登場人物達の思惑が複雑に絡み合うドラマ。「一切合財なにもかも(原題)」手に入れて最後に笑うのは誰?…いちど観始めたら目が離せない、クライム・コメディの快作! | [投票(2)] |
★5 | マトリックス(1999/米) | 難解な命題をかくも娯楽性豊かに仕上げたウォシャウスキー兄弟…恐るべし。アクションがスタイリッシュに決まれば決まるほど、ある隠されたギャップがより切実に感じられるこの手触りには、驚嘆の念を禁じ得ない。…カリスマ性漂う、SF新時代の金字塔。 | [投票(2)] |
★4 | クルージング(1980/米) | 半裸の男たちが大挙出現して絡み合うゲイの世界描写にまず圧倒されるが、フリードキン監督ならではの市井の乾いた描写も捨て難い。惜しむらくは、本篇時間が短いことか。主人公の「苦悩」を、もう少しクローズアップして欲しかった。何故なら… [review] | [投票(2)] |
★3 | スネーク・アイズ(1998/米) | 次々と事実が明らかになる展開には引き込まれるものの、やはりストーリーが一本調子なのが難。また、ニコラス・ケイジ扮する警官のキャラ造形が浅くて感情移入がしにくいのも気になる。デ・パルマ監督の映像手法も、作品の面白さには貢献していない。 | [投票(2)] |
★5 | ジョニーは戦場へ行った(1971/米) | 「ジョニーよ銃を取れ!」の号令の下、戦場へ赴いた者達。ある者は死に、ある者は人を殺し、そしてある者は…。苦しみだけが残った灰色の無限地獄から響く若者の慟哭に耳を塞ぐことはできても、美しい思い出のカラーが胸にしみこむのを止めることはできない。 | [投票(2)] |
★4 | 海外特派員(1940/英) | 「追いつ追われつ」といったハラハラ感はいまひとつだが、やはり見ごたえのあるヒッチコック初期の傑作。ラブロマンスもさることながら、脇役の味付けも見どころのひとつ(仕事をさぼって賭け事に勤しむ同僚や、娘を思いやる顔を不意に見せる父親など)。 | [投票(2)] |
★4 | アンドロメダ…(1971/米) | 粋な邦題がまず嬉しい。…これでもかとばかりに繰り返される滅菌処理や、無機質極まりない研究所内の様子が見えない恐怖のサスペンスを盛り上げる。惜しむらくは、研究所内のシーンが多過ぎてやや単調な点か。もう少し外のシーンを効果的に挿入できたはず。 | [投票(2)] |
★3 | ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994/米) | 暴走するメディアの狂気を描きたかったのだろうが、過剰な映像表現と異常なテンションの高さが観客を置きざりにして暴走してしまっている。「いつのまにか」話題が作られる薄ら寒い不気味さ…これこそがメディアの真の狂気。…例えば松本サリン事件のように。 | [投票(2)] |