コメンテータ
ランキング
HELP

ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 投票数順

★4真夏の出来事(1996/米)軽い気持ちで観たのだが…巧妙に張られた伏線と、二転三転するストーリー展開に思わず唸ってしまった。偶然?陰謀?二度観たのだが、未だ真相がわからず…。登場人物が少ない中、ハーベイ・カイテルを相手にするキャメロン・ディアスの熱演が見もの。[投票]
★3ステレオフューチャー(2000/日)笑えたり、しんみりできたり、癒されたり、美しさに見とれたり。…と、各シークエンス別ではなかなか見ごたえがあるが、全体としてまとまりに欠ける。「4つの話」があることを最初に観客に伝えてほしい。例えば短編ドラマ構成でも良かったのでは。[投票]
★3シックス・ストリング・サムライ(1998/米)荒野にギター、ロックにサムライ!期待に胸を膨らませて観たのだが…ロックを多用しつつもテンポが良くないし、次々に登場する奇人たちの描き込みも浅いのでピンとこない。ジェフリー・ファルコンを使っていながらアクションが少なめなのも残念。[投票]
★2バニラ・スカイ(2001/米)「傑作選」より:原作の完成度が高過ぎるのだから、リメイクという企画自体に無理があったのでは。新要素「バニラ・スカイ」も付け焼刃の印象だし…ハリウッド映画人の自己満足を感じた。なにより残念なのは、パントマイムのシーンがなくなっていたこと…。[投票]
★5ニューヨーク・ストーリー(1989/米)ダイナミックな迫力で見せる第1話。キュートでほのぼのとした雰囲気が魅力的な第2話。…そして大爆笑必至の第3話。いずれも甲乙つけ難い。「この話が一番面白い」という感じが最後まで持続するのは、オムニバスドラマとしては大変貴重であろう。…秀作。[投票]
★4ザ・ブルード 怒りのメタファー(1979/カナダ)子供に恐怖の焦点を合わせるのはホラー映画の常道だが…さすがにデビッド・クローネンバーグ監督。幼児虐待や精神医療という話題を「肉体の変容」へと繋ぐその捉え方は独特。全篇を覆う重苦しい雰囲気と、恐怖心を煽るハワード・ショアのBGMも良い。[投票]
★4ヤング・フランケンシュタイン(1975/米)「傑作選」より:正直言ってメル・ブルックスの悪ノリぶりは苦手だったのだが、これは例外。オリジナルに対する敬意溢れる愛情が感じられて心地良かった(特に少女のシーンが最高!)。でもよ〜く見ると結構バチ当たり?なコトもしてるよーですが(笑)…[投票]
★3ニル・バイ・マウス(1997/英)社会の底辺でもがきつつ、人を傷つける者たち。だけども本当に傷つけてしまっているのは自分自身…か。父親を、ただ暴力をふるうだけの存在として描いていない点にゲイリー・オールドマンの誠実さを感じた。…クローズアップが多用され過ぎているのが難。[投票]
★3スリーピー・ホロウ(1999/米)ゴシック風味溢れる画面作りが素晴らしいだけに、今回ばかりはティム・バートン監督の悪趣味ぶりが軟弱と感じた。主人公のキャラ造形が浅く、始めに首なし騎士ありきという世界観が飲み込めない。…落ち着きさえ漂うクリスティーナ・リッチが魅力的。[投票]
★2フロム・ダスク・ティル・ドーン3(2000/米)連続鑑賞記その2:うーむ。あの酒場がこんなに由緒正しいモノだったとは(苦笑)。…全体的にテンポがゆっくりめで、前2作にあったような突き抜けた勢いがないのが辛い。時代設定故、派手な銃撃戦もないし…。展開が第1作目と似過ぎているのも気になった。[投票]
★4フロム・ダスク・ティル・ドーン2(1999/米)連続鑑賞記その1:前作の問答無用的パワーは影をひそめたが…快作。吸血鬼+銀行強盗の組み合わせが新鮮で、ロバート・パトリックをはじめとするキャラもB級ていすと満載。どさくさまぎれに『サイコ』やら『夕陽のガンマン』へのオマージュも(笑)![投票]
★5蜘蛛女(1994/米)隠れた名作。一見地味な印象だが、豪華キャストがそれぞれに好演を見せる。なにより全篇に漂うムーディな雰囲気がたまらない。いつもと違うゲイリー・オールドマンもいいが、やはりレナ・オリン。あれだけやってるのに、気品が漂う彼女のギャップ![投票]
★3ラビナス(1999/米)「食物は力を与える」という「食」の本質を見据えた視点が興味深い。道徳の枷から解き放たれた者達の生き生きとした姿がなんとも衝撃的だ。だが意外性を盛り込んだプロットと、本篇時間の短さ故…カニバリズムの持つ重さが観る者に伝わってこないのが難。[投票]
★5砂の上の植物群(1964/日)この作品…私にとって5点満点であることに間違いはないが…内容を全て理解してつけた採点でないことは告白しなければなるまい。…理解?だがそもそも愛や憎しみを理解することなどできるのか。没入しか許されないモノクロ画面に罠の如く仕掛けられたカラー。[投票]
★2G.I.ジェーン(1997/米)ヒロインは、それまで男性が演じてきた役割を「ただ」演じているだけであり、「女性」として演じているのではない。故に、彼女が主張し得る「女性」としての特性は、おそらく生物学的なもののみであろう。…男女平等に対する理解があまりにも表層的。[投票]
★4マーティ(1955/米)クセの強い役柄の多いアーネスト・ボーグナインが見せる誠実で等身大の演技が感動的。現実はこんなにうまくいかないかもしれないが、人生に伴侶はひとりでいいのだから、奇跡も一度で充分のはず。…ただ、本篇時間が短いのが難。私はその後が観たかった。[投票]
★3さよならゲーム(1988/米)ちょっと風変わりなヒロインを演じたスーザン・サランドンがじつに魅力的だが、ややオフビートな展開は観る者を選ぶかもしれない。…マイナーリーグの描写もなかなか興味深いのだが、チームメイトたちの描き方が浅く、個性があまり感じられないのが残念。[投票]
★3野獣死すべし(1980/日)冒頭のシーンが好きだ。…そう。野獣が牙を剥くのは血に飢えるからではなく、自らに怯えるからだ。…だがしかし、狂気を爆発させる松田優作はどうもいただけない。原作がどうなっているのか知らないが、前半の抑えた演技で終始通して欲しかった。[投票]
★3グリッドロック(1997/米)痛快犯罪コメディ!…を予想していたので、意外に地味?なふたりの更生活動に肩すかしの感。せっかく映画なんだから、もっと違った切り込み方で小役人どもに立ち向かって欲しかった(笑)。シリアス?コメディ?オフビート?どれかひとつに特化すべき作品。[投票]
★5華麗なる週末(1969/米)なんともほのぼの。ノスタルジック。いつもとは違うスティーブ・マックィーン…とっても楽しそう!女郎屋や草競馬もとびだすの〜んびりドライブ。だがなにより…1969年という激動の時代のさなかにこんな作品が生まれていたことがひどく嬉しい。[投票]