コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] スター・ウォーズ(1977/米)

冒頭いきなりのテロップでこの映画の世界に容赦なくたたき込まれ、ジェダイって何だろう、フォースって何だろう、と困惑する観客(私だけ?)をおいてきぼりにしながら、有無をいわせずストーリーは進む。困ったことに不親切な映画ほど面白い。
NAMIhichi

神話の構造を借りたという旧3部作の中では、主人公(=英雄)の旅立ちという普遍的なモチーフを描いているという点で、ひときわ心に残る作品ではないだろうか。

私はこの手のジャンルが苦手でずっと鑑賞を控えてきた。なぜか話がちんぷんかんぷんで頭に入ってこないのだ。ただ、観ないというのも色々と障害が多いので、あらすじを人に教えてもらってから観ることにした(バカだと思うでしょう、その通り)。

あらすじを知っていても色々と困惑することが多く、何回か巻き戻しをしながら観た(人はそういう私をみて困惑する)。

見終わった感想は、主人公が冒険に旅立つという普遍的テーマ自体が、この映画を時代をこえて鑑賞にたえるものにしているのではないかということ。

使い古されたテーマは時としてつまらないが、それがなぜ繰り返し物語の中にあらわれてくるのかを考えると、やはりそれが普遍的であるからとしか言いようがないと思う。

最後に、「スター・ウォーズってよく分からないんだよね」といった友人(注:大人)に感謝したい。「自分だけじゃなかった!」という妙な勇気を得て、この映画を観ることにしたのだった。この言葉がなかったら、劣等感を抱えたままずっとこのシリーズを観なかったかもしれない。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)シーチキン[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。