★4 | 渇水(2022/日) | 人の身体の60〜70%は水分であるなら、そして液体であるなら、この気象的・社会的な渇水状態に対する流動謀反は必然で、ある男の私的な物語で正解だったと思う。水道民営化という周回遅れなアタオカ施策を目の当たりにする今、ダム占拠ならぬ公園占拠放水テロのちっぽけだどそんな足掻きにフォーカスした本作を肯定したい。滝のシーンも良かった。 | [投票] |
★4 | 福田村事件(2023/日) | 監督が常々言っている「集団化」による副作用への警鐘・「真実」は多面的で重層的である。この100年前の事件は悲しいかなそれらを分かりやすく伝える為にうってつけの題材となった。 [review] | [投票(3)] |
★3 | イノセンツ(2021/ノルウェー=デンマーク=フィンランド=スウェーデン) | いかにも「ああ、北欧なんだな」って絵面も期待してたが、終始平凡な造形のマンション&公園に留まり残念。コワッパサイキックバトルの顛末はやはり最年長が有利か!姉ちゃん最高!また、「母親の在り方」を絡めてたがややありきたりだった。あと、猫はやめて欲しかった、、、 [review] | [投票] |
★4 | とおいらいめい(2022/日) | 想像においての終末模様とはちょっと違う世界観だったが、年齢や住んでる場所だったり性差もあるのは当然。「人智の及ばない事態」に対しての諦観という意味で考えるとちっぽけな差違だ。シェルター(見通せない先)にしがみつくより「運命(今)を受け入れる」こと。最終的にはそれが自然だし清々しいと思う。懐かしい五島勉の影響…ロケ地の佇まい…そしてあのSORAの美しさ…惹かれる | [投票] |
★4 | クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022/日) | 橋本監督、ここ2作は個人的に低調だったが、本作は「サボテン」「B級グルメ」のはっちゃけ感がパワーアップして戻ってきたなと。笑いやアクション、画面展開のキレがストレスフリー。ギャグと家族・友だち愛が好バランスで配置された30周年にふさわしい出来だったと思う。 [review] | [投票] |
★2 | 君たちはどう生きるか(2023/日) | 残念ながら刺さるものが何もなかった。 [review] | [投票(4)] |
★3 | イニシェリン島の精霊(2022/英) | 登場人物たちのポジショントークに寒村(寒島?)においてはまあ一理あるのかなぁと、最後まで吸引させられはしたが、ふと「対話」が無い事に気がつく。「会話」ではなくね。いわゆる刺激がないと皆クソつまんなくなってしまう。で、現代はというと刺激がたくさんあるのに「対話」がない。中庸さの重要性(主人公 コリンのほう)を敢えて壊して何になるのか、と思った。 | [投票] |
★3 | ザ・メニュー(2022/米) | 食材に関するウンチクはなるほど高レベルなのだろうが、精神的にやってる事は小・中学生レベル。まあ、それがくだらなくて面白いっちゃおもしろいが。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 学校の怪談4(1999/日) | t3bさんの「これだけでも観るべし」コメントを見て鑑賞。怖いというより良いな〜って作品だった。童心に戻れるあの頃の懐かしい記憶。夏休み・花火・スイカ・灯籠流し・黒電話・軋む板張りの床・お祭り・田舎の子達との交流・ちょっと夜更かし・蝉の音・深夜の便所、、、日本の怪談って情緒に彩られてるなって改めて思う。あと、蚊取り線香の匂いも。「金鳥の夏、怪談の夏」 | [投票(2)] |
★4 | 君たちはまだ長いトンネルの中(2022/日) | 「政府の借金1600兆円!国民ひとりあたりにすると、、、ヤバ〜!じゃあ増税も仕方ないか」という大手メディアが垂れ流すデマに、本作は明快にそして学園ドラマの軽やかさを加味してとても観やすく反論してる。特に若い世代に訴求して欲しい作品。あと、やっぱ主人公の席も「MMT」(窓側後方が最も多い理論 笑) | [投票] |
★3 | ノック 終末の訪問者(2023/米) | 自己犠牲か否か・こいつらはウマシカさんなのか否かという、どちらも「半か丁か」じゃないが明確な2つの選択肢しか観てるこっちには提供されない。そこを破ってこその(イカサマしてこその(笑))シャマラン久々に来るか!?を、ちょっと期待したが、、、バンバン落としてたが作品的には軟着陸か。ただ監督の題材はいつも好み。 | [投票(1)] |
★4 | ザリガニの鳴くところ(2022/米) | 偏見と誤認が渦巻く法廷劇・自然豊かな湿地帯での愛憎劇、、、でも彼女にとってはそんな「劇」若しくは「劇的」な事などいらなかったんだなと。ラストはどんでん返しとはオレは思わない。ああ、そっか、ザリガニって鳴かないよなって。生物界にはビオトープという共生の場がある(希望)、、、ピュア過ぎた、けどそんな彼女の不変な生き様に共感した。 [review] | [投票(1)] |
★3 | きさらぎ駅(2022/日) | 「すずめの戸締り」+「舌切りすずめ」+「白石晃士風POV」、、、でどうなったかと言うと、まあラストの頷き加減も含め「世にも奇妙な物語 まずまずな拡大版 してやったり編」かなと。いちいちなやられっぷりの顔芸&爺さん必死走りの意味不明さとか割りと好き。 | [投票] |
★2 | ヴィレッジ(2023/日) | ワチャワチャ色々やってたが、現実、あの村に観光客が押し寄せる事に違和感(焼却場=観光って。 文化と環境を両立、、、小学生見学ツアー盛況! いやいや今の民度からしてあり得ない 嘘くさいんだよ)なんだろう、これは全てにおいて自虐的な立ち位置にもう意味はない。と、ひと押ししてくれたのか? [review] | [投票(1)] |
★3 | 世界の終わりから(2023/日) | 物語に翻弄される主人公を演じた伊東蒼の好演が光るし、終始フツーの女子高生の感覚からはみ出ないところに寧ろヒロインとしての強度があった。作品的には彼女におんぶにだっこだったかな。 [review] | [投票] |
★4 | 夜明けまでバス停で(2022/日) | タイトルからしてどこか負け戦的な、若しくは諦めモードな内容かと想像してた、、、例えば雨が降りしきる中、バス停でうなだれ寝落ちしてた主人公にそっと傘を差し出すような展開、、、優しい人はきっといる(はず)、みたいな [review] | [投票(1)] |
★4 | この子は邪悪(2022/日) | 家族を思う事・家族を守る事とは、、、そして家族の形態ってこんなのもアリじゃね?って、、、全否定出来ない面白さがあった。もう最後はハチャメチャコントすれすれで笑えたが、結構深いとこに突っ込んだ結果のシュールさだったと思う。 [review] | [投票(1)] |
★3 | ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2018/米) | 結局、世論を操作・抑制する為の権力の長きに亘る工作に対し、報道機関が反旗を翻すって事だが、まあ作劇的には面白くも何ともない。だって普通に考えて「当たり前」だから。そんな「当たり前」がここ日本では当たり前だのクラッカー!って感じで(知らんが)弾け飛んでお花畑継続中との事。でも70年代の雰囲気(髪型・服装・調度品とか)はなんか好き。 | [投票(1)] |
★2 | NOPE/ノープ(2022/米) | 所謂アポカリプティックサウンド(オレも実際聴いた事ある 単に深夜の工事ングサウンドだったかもしれないが…)をベースにイッタイゼンタイ何なんだ!を局所的ながら壮大さをかましつつ130分びっちし描いてる、、、 [review] | [投票] |
★3 | ダークグラス(2021/伊=仏) | 何気にアルジェント映画、初の劇場鑑賞。話の内容に比べてオーバースペック気味のらしさ全開メインテーマ♪が気に入った。 [review] | [投票(1)] |