その愛犬サムが、感染者の巣窟に入り込んでしまってからのダークネスアクションは、主人公の高まる息遣いがやたら緊迫感を煽って秀逸だった。

孤独も３年経つと、もし俺だったら果たしてマネキンに話しかけるだろうか？結構微妙なところだ。それよりも俺はマネキン達がたむろするビデオショップが怖かった。なんか怖いんだよねマネキンの視線て。主人公が、いないはずの場所に置かれたマネキンを撃ちまくり、周囲の建物に対しても撃ちまくっていだが、あの時の気持ちは最高に良く分かる。俺もあれはやる。そして愛犬の変貌から死に至らしめるまでの悲しみ、更なる孤独感。いいワンちゃんだった。

あとはやはり奥行き感十分だった無人のニューヨークが良かった。これだけでもリメイクした価値はあると思う。

まあ、後半登場の親子の活かし方に問題ありだが、まあここは大目にみようじゃない。