｢ボクたちにもっと光を当てて！頑張るから！｣と、車の運転を試みたり 、力泳したり、釣り針にわざと引っ掛かってあげたり 、乗馬だって披露してみせた。他にもまだある(もういい)。 だが、悲しいかなゾンビパパの興味は人間同士の小競り合いにあるようだ。こっちを向いてくれないパパに奥の手とばかりにお馬さんにかぶり付くもやはり口に合わなかったらしく一口で終わってしまった。私は声を大にして言いたい。｢君たちゾンビは飼い慣らされたらオシマイなのだ。人間同士のいざこざなど木っ端微塵に吹き飛ばすパワーを精をつけろ。ギャグじみたやられ方で人を楽しませようなどと思うな。君たちは死んでるのだ、怖いものなどないはずだ。ちっこい島でウロウロと郵便配達などしてる場合ではない。人肉を求め世界へ猛然と羽ばたけ。パパが健在なうちにもう一泡吹かしてやれ！｣これは私からの忠告でありお願いだ。