つまらないゾンビ映画の舞台裏を見せられてもなと。実はそれが色々と伏線あったり、俳優・スタッフのドタバタながらの一体感で疾走してたとしても、、、まあ、巧いねって思ったくらいで、笑えもせず緊迫もせず感動も無し。 とにかく、本作でのワンカットゾンビ映画が個人的に「面白い」「良く撮れてる」等と思わなかった時点で裏で何をしようとも魅力半減。 どのような形にしろゾンビ映画に材をとるのであれば、取って付けたような親子仲復活でお茶を濁されていい気はしない。 ゾンビ映画とはあらゆる絆を引き裂き全てを無にする恐怖、そしてそれを諦観するもの。すなわち覚悟を要するのだ。

本作はゾンビ映画ではないだろうけど、ゾンビ映画に対するリスペクトが微塵も感じられなかったのがゾンビ映画好きの自分としては、批評の視点がずれていたとしてもちょっと残念だった。