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[コメント] MOTHER マザー(2020/日)

もうちょっとマシな(救いのある)映画かと思ってた。実話ベースだったんですね。劇中、何ヵ所かで家族(特に子どもたち)が立ち直るきっかけが訪れるのだが、ことごとく毒親に踏みにじられる。「共依存です」で片付けられていいのかよ…
クワドラAS

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







なぜ息子は怒声を浴びせられあんだけパシりにされても母親が好きなのか。 これを解く鍵は、離婚に至った経緯とか父親(ちょっとだけしか出てこなかったがまあ印象的にはフツーにマイホームパパっぽい)との関係性だろう。でもそこにはスポットを当てない。(1番重要だと思うのだが)

この母親、見た目は悪くないし包丁さばきもスムーズ、働こうとすれば何かしらは絶対できるだろう。でもそれをしようともせずあーめんどくせーと息子に「行ってこい、○○ダッシュ」じゃねーだろ。 まあでもここまで自堕落な母親を演じるなら、何度もあるセックスシーンで胸やケツくらいさらけ出せよ。なんかそういうところに本気度感じられなかった。阿部サダヲ演じる似非親ぶりもウゼーのなんの(出ていけー!→唐突 ダンシングには笑ってしまったが) あと、細かい事言えばお金無いはずなのに意外と着てるもの変わってるし、もっとげっそりするだろうにとか。まあそれはいいか。

色々文句言ったけど、この映画を観て何を感じて欲しいのか作り手の思いがオレは皆目見当つかなかった。

息子「ここにいればご飯もたべれるし本も読めるから…」って、、、そう思う心情は痛いほど分かる、、、

実話ベースだから仕方ないのかもしれない。でももう少し救いあるラストに出来なかったのか、、、

(評価:★2)

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