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[コメント] 恐竜・怪鳥の伝説(1977/日)

小学生の頃劇場で2回観て、思いもよらなかったゴアシーンにトラウマになった作品。内容的には今見るとトンデモ系な部分はあるが、神秘的かつ不気味な寂寥感を醸す瑠璃色の水を湛えた西湖、青木ヶ原樹海・霊峰富士を満遍なく活写。そしてこれまた癖になる素晴らしい主題歌(OP・ED共に)&BGM。本作の影響で今でも富士五湖一帯は大好き。
クワドラAS

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







因みに富士五湖では毎年8/1から五日連続で祭りが開催されるが、西湖は8/2で2番目。それぞれに名称があり西湖は「竜宮祭」(本作公開当時は竜神祭だった)。 それぞれに打ち上げ花火が目玉になっていて、ここは湖岸のレストランのテラス席で飯食いつつ、花火の鮮やかな閃光と共に田舎ならではの背後に聳える御坂山地に反響する花火音を楽しめる。その御坂山地の頂きのひとつ、雪頭ヶ岳からは眼下に西湖・右手方向に絨毯の様な樹海そしてドスンと鎮座する富士山を一望出来る。本作に思いを耽る場所としてオススメだ。運が良ければランフォリンクスが山頂まで運んでくれるかもしれない(笑)

西湖では1966年に根場地区で起こった台風による山津波の悲惨な歴史がある(今では癒し感ある観光スポットとして有名)。 近くの樹海内には竜宮祭の名付け元となった水の神・竜神大明神が祀られた竜宮洞穴もある(入り口近辺まではフツーに行ける)。 そして秋田県の田沢湖で1940年に絶滅したとされたクニマスがここ西湖で2010年に発見された。今も西湖のみにしか生息が確認されていない。

これら、「災い」「竜」「生存」というキーワード。特にクニマス発見に関しては劇中のプレシオサウルスは生きていた!とダブらせてしまう(笑)

時を経ても本作が歴史事項とリンクし続けていくと仮定するならば、やはり富士山の噴火は免れないだろう。それだけはやめてもらいたい、、、敬愛する富士の怒髪天、、、見たくない。

最後に、、、劇中何度か出てくる甘くて香ばしい鳴沢産の焼きとうもろこしもサイコー(西湖)だ!笑)

(評価:★5)

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