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クワドラASさんのお気に入りコメント(10/55)

ボーダーライン(2015/米)★3 悪をもって悪を制すの悪をかっこよく描いてしまうのは映画だから致し方ないとして、描き過ぎはダメ。 (G31)[投票(1)]
灼熱の魂(2010/カナダ=仏)★2 胸クソ悪い話を凝った構成で語って深刻な現代の神話的なアレを気どるのも結構なんだけど、こういう手の込んだ遺言で死後も子供を翻弄するオカンはどうかと思うぜ。話せよ普通に。 (ペンクロフ)[投票(5)]
灼熱の魂(2010/カナダ=仏)★3 何としてもかなえたい願いと、とうてい受け入れがたい事実が並存する苦悩。物理的な離別よりも精神的に引き裂かれた諦観。過酷な人生を遡行するサスペンスが巧みで、2通の遺書を残さざるを得なかった女ルブナ・アザバルが醸していた凄みに重たい説得力が宿る。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
祭りの準備(1975/日)★5 地方の閉鎖的な社会、お隣り感覚の性交渉、『ラスト・ショー』との近似性を感じさせながらも、このエネルギッシュさと湿度の高さ。まさに純日本産の青春映画。 [review] (くたー)[投票(3)]
祭りの準備(1975/日)★4 右を向いても左を見ても、性性性の話ばかり。「他に楽しみはないのかよっ!」と言いたい所だが、まぁ、無いんだろうな。色ボケ爺さんの物語が凄いよ。 [review] (青山実花)[投票(2)]
人魚伝説(1984/日)★4 永遠を象徴するかのような青い海と、尽きることのない欲望のごとく噴出する赤黒い血。純白の海女装束は「青の世界」で生を謳歌しまばゆく輝き、「赤の世界」で果てしなき恩讐に染まる。血、血、血。鮮血の女神の化身たる白都真理のなんと神々しいことよ。 (ぽんしゅう)[投票(5)]
人魚伝説(1984/日)★5 優れた細部が映画を駆動させ続け、その度に映画が再発見されている。 [review] (寒山拾得)[投票(6)]
怒り(2016/日)★3 登場人物たちの行動がよく分からない。初めて会って間もない人間を家に泊めたり、弁当作ったるとか言ったり、女子が一人で警戒もせず会いにいくか?原作通りだから仕方ないのかな…いまいち乗り切れない部分が多く、鑑賞中は歯に何がはさまってて取れないような感覚でした。愛する人が殺人犯かもしれないという疑念と信頼の狭間で揺れる人間模様を描きたいなら、犯人探しのミステリー部分は逆に余計な気がした。 70/100 (たろ)[投票(1)]
ゲット・アウト(2017/米)★4 ホラーという分類もされていたのでビビッて見たが、血なまぐさいホラーとは違った恐怖感と、こう来たか!?という斬新なプロットにグワシっと引き込まれた。 [review] (jollyjoker)[投票(1)]
ゲット・アウト(2017/米)★3 ことが明らさまになる前2/3くらいまでの微妙な「変」の描き方は抑制が効き巧緻だが一旦バレちまって以降タメもクソもない。面倒臭え!ってな感じの殺りまくりで物語を畳んでしまった。大体そもそも身体優位性への羨望が高じるとそうなるのか?の疑問も。 (けにろん)[投票(6)]
オカルト(2008/日)★4 単なる取材者=非当事者の限りで事件に関与するだけだったはずの白石晃士が、あれよあれよと物語の中心人物に昇進して怪異の核心に引き寄せられていく。実に都合よい展開だが、これを作劇の拙さとして軽んずるべきではない。この「都合のよさ」こそが神の御都合主義としてのオカルトにほかならないのだ。 [review] (3819695)[投票(1)]
サバイバルファミリー(2017/日)★4 もっとコメディ色の強いものを予想していたが、ベタを恐れず、家族の再生というテーマにフォーカスしているところに好感。一種の文明批判でもあるが、そこに力点が置かれていないことはラストシーンをみれば分かる。 [review] (緑雨)[投票(5)]
サバイバルファミリー(2017/日)★5 スパイラル的に状況悪化するロードムービーとして矢口初期の『裸足のピクニック』を想起する原点回帰作。大阪から岡山に至る佳境は作劇のサディズムが炸裂する。終盤は性急すぎ凡化したが多くの魅力的細部がそれを補った。慇懃三郎紀香が絶妙。 (けにろん)[投票(2)]
サバイバルファミリー(2017/日)★4 突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めるがそういう映画ではない、テーマを深めようと思えば如何様にも深められそうだがそういう映画でもない。この題材を普通に楽しめる娯楽作に仕立てるというのは、それはそれで凄いと思う。観てて楽しめた。 (シーチキン)[投票(4)]
復讐・運命の訪問者(1997/日)★3 まずは荒唐無稽の一歩手前で踏ん張り虚構的リアルさを途切れさせない高橋洋の脚本が巧み。それに応える清水大敬六平直政の兄弟キャラの対比が強烈な推進力となる。黒沢清も丹念に物語を綴り、エキセントリックな割には意外と正攻法なエンタメ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
復讐・消えない傷痕(1997/日)★3 「俺、今どこ走ってんだ?」 [review] ()[投票(2)]
復讐・消えない傷痕(1997/日)★4 復讐のみに生きる意義を見出す安城(哀川翔) の沈着冷静な陰。生きる寄る辺を見いだせないヤクザ吉岡(菅田俊)の子供じみた空騒ぎの陽。「無情と諦観」と隣り合わせで生きる彼らは、自分が今いる場所を知るすべを見失っている。人生から降りた者たちの物語。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
カメレオン(2008/日)★4 ありふれたプロットなのにやばい男たちの描き方がやっぱりうまいんだろうな。だから面白くなる。阪本演出と藤原竜也のしなやかなアクションに目を奪われた。 [review] (おーい粗茶)[投票(2)]
カメレオン(2008/日)★4 カメレオンは置かれた状況により体の色を変える。ならばカメレオンの本当の色は何色なのだろう。たぶん色を持たないのがカメレオンなのだろう。藤原竜也の快演に、そうか邦画界のこんなところに生身を駆使して奉仕するアクション俳優がいたのかと安心する。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
ゾンビ(1978/米=伊)★5 核となるのはゾンビ×ショッピングセンターというワンアイデアだが、それに肉付けをしていくアイデアの量が半端ではない膨大さで、これにはもうお手上げするしかない。まさかゾンビにパイ投げとは! [review] (3819695)[投票(8)]