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[コメント] トゥルー・ロマンス(1993/米)

ホッパーホッパーであり、ウォーケンウォーケンであるということだけでも涙モノなのに、ラストは本気で号泣してしまうトニー・スコット監督一世一代の大傑作。
ナム太郎

デニス・ホッパーであるデニス・ホッパーと、クリストファー・ウォーケンであるクリストファー・ウォーケンが対決するなどという、ファンには夢のようなシーンが見られるというだけでも涙モノなのに、その演出がまたずば抜けて素晴らしい出来栄えであることには、正直全身の震えを隠せない。

さらに暴力という世界を超えて心深くに訴えかけるラスト。これには本気で号泣してしまった。

一部ファンが語る「リドリーよりトニー」というスコット兄弟評に首を傾げている人も多いと聞くが、この作品を見てもらったら、「なるほど、平均点ならリドリー・スコットだけど、1本と言われたら断然トニー・スコットの『トゥルー・ロマンス』だよね」と納得してもらえるに違いないと私は信じている。

(評価:★5)

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