[コメント] レッドクリフ PartI(2008/中国=香港=日=韓国=台湾)
私たちがジョン・ウーに求めるものと言えばただひたすらにアクション映画でしかないのだから、結果的には「赤壁の戦い」だけという割り切り方は正解だったと言ってよいのではないかと思う。
そういう意味では、当初周喩役に予定されていたチョウ・ユンファにフラれたからと、諸葛孔明役だったトニー・レオンがそちらに回ったなんていうエピソードや、撮影前ワイヤーはないと聞いていた中村獅童が撮影初日にいきない吊るされたというエピソードなんかもジョン・ウーらしくて楽しいし、数少ない女性陣がそれぞれ大変魅力的に描かれているところなどもなかなか良い。
しかし、とは言うものの、実はいちばん感動的だったのが琴のシーンであったりするように、肝心のアクションシーンにやや作られ過ぎ感があり、いまひとつ躍動感を感じなかったのは残念だし、PART2へのつなぎの部分もやはり無駄に長く感じた。
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