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[コメント] 巴里の女性(1923/米)

様々な技巧を凝らしながらも、後年の作品群とは違ってそれが厭味でないどころかむしろ物凄いレベルの完成度をもってフィルムに定着していることに驚いた。
ナム太郎

こともあろうに『ライムライト』などから入ってしまった過去を持つ自分にはまさに衝撃の作品であった。本作を撮るためにチャップリンはどれ程映画の研究をしたことか。

こんなすごい作品が正当に評価されなければ、そりゃ嫌気もさすだろうし、その落胆の気持ちが彼をまさに心寂しき放浪者のごとく観客へ観客へと向かわせたのも分からなくはない。

(評価:★5)

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