[コメント] 病院坂の首縊りの家(1979/日)
横溝自身も反省するほどの人間関係の複雑さは如何ともしがたいが、先入観に捉われず金田一をも脇役として見るとシリーズの集大成的な細部の描写が楽しめる。その意味での本作の主役は「金田一耕助シリーズ」そのものと言ってもよいのではないかと思う。
(ナム太郎)
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