前作のいざとなったら登場人物を落下させることでエピソードにオチをつける見事な「落ちオチ映画」ぶりや、そのそれぞれの落下において、素肌丸出しという状態でありながらほぼ無傷という適当さも楽しかったが、その単純で適当な路線を決して曲げることなく、それどころか冒頭のモンゴルの秘密基地？からのダイブ、トラックごとのダムへの落下、バイク・アクション、船からの脱出の際のダイブ、撃たれた際の落下、そして最後には悪役皆を落下によって始末するなど、むしろその「落ちオチ映画」ぶりを強化したブレなささを本当に嬉しく思った。

製作者としても名を連ねるドリュー・バリモアが、その特権とばかりに話の筋を持っていくのもご愛嬌だが、そんなことお構いなしに高テンションで尻を振りまくるキャメロン・ディアスやルーシー・リューは、やはり最強タッグだということを再確認した。

その後新作の声が聞こえないのは残念。そろそろ新エンジェルでの続編を…と望んでいるのは私だけだろうか。