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[コメント] ディーバ(1981/仏)

太陽系で一番、オシャレな、映画。。。
いくけん

ディーバの歌声、バイクのスピードとブレ加減、居住用倉庫(?)、ベトナム少女(ちょっとCHARA系)、波のミニチュア!、夕暮れの灯台の光、天井から降りてくるテープレコーダーの動き、細部の細部まで、インスピレーションに溢れていて楽しい!大好きです。

白眉は、なんと、いってもディーバとの早朝、デート・シーン!未明の空に、白いパラソル、無人の公園、はずくろう鳩達、ふたりだけの静寂。蒼ざめた空気が黒人女性の肌を、いかに美しく見せることでしょうか!ひとつの発見と云いいたい位です。まさに詩です。ジャン・ジャック・ベネックス監督は、このシークエンスを撮るために生まれてきた感じすらします。有る意味、幸福なことですね。そして、思い出すたびに、ただただ、鳥肌状態。

追記:関西で初公開当時、二本立てでした。併映映画は何と、『ゴダールのパッション』。御覧になった方はお解りでしょうが、結構、こっちは薄汚れた映画(俺の修行が足りないのかも。)でした。いかに、ゴダールの実験的カットといっても、唐突に映画の中で、中年カップルがいきなりワンワン・スタイルになってがなりたてたりして(映画館でみているこっちが赤面。隣で見ていた、二人組の女性、固まってたYO!)。うーん、ゴダールのシャレ?(こっちは、宇宙一かも?)あと、ヌーベル・バーグとヌーベル・ヌーベル・バーグ(今では懐かしい言葉)と繋げても、映画の風味が全然ちゃうやん!責任者出て来い!そして、最初の『ディーバ』だけを観て、彼女をエスコートして出て行った前列二列目のちょっとキザな男。おぬし、なかなか、できる!

(評価:★5)

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