[コメント] 家路(2001/仏=ポルトガル)
冒頭から弛緩しまくったテンポ、撮りっぱなしのような画面に「一体やる気があるのか」と不安になるが、一方でカフェのシーンなどに見られるとぼけたユーモアは悠々たる演出で見せてくれる。
この監督はかなり余裕を持って映画を作っているように見えて、長生きしてるのもなんだか納得がいくというもの。
前半がとにかく眠くてかったるくてしょうがなかったのだが、観ているうちにだんだんこのテンポに慣れていったのが不思議だった。ミシェル・ピコリが何度もダメ出しを食らう映画撮影のシーンからラストまでの展開は微妙な可笑しさがありました。全体的に面白い映画ではないが、なかなか味わい深い佳作。
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