ペンクロフさんのコメント: 更新順
猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017/米) | キリスト教徒が世界人口の3分の1ならば、惑星を継承するシーザーが背負う重圧はキリストの3倍である。聖書をモチーフにせざるを得ないのは人類の限界ながら、数ある「平成ガメラ」ものの中でも傑出したシリーズと思う。 | [投票] | |
アウトレイジ ビヨンド(2012/日) | ペラペラよく喋るヤクザどもが殺しあうのをただポカンと眺めるだけ。豪華なVシネか。カタギが全然出てこないのは致命的。 | [投票(1)] | |
オクジャ okja(2017/米=韓国) | ポン・ジュノこういうの全然向いてない。現実的なお話の映画でこそ彼の演出は利くのであって、斯様に全方位とっちらかったハンチクなイチビリ、まったくいただけない。シーン単位、カット単位では光る部分も多いのだけど。 | [投票] | |
ビッグ・リボウスキ(1998/米) | コーエン兄弟の「人間の業の肯定」。ポルノ屋のメモの場面には、当時劇場で死ぬほど笑った覚えがある。 | [投票] | |
ワイルドバンチ(1969/米) | 笑って死地へ向かう滅びの美学を描きながら、特攻前夜に女を買うというクソリアリズムに戸惑う。メキシコ女を買いながらメキシコの貧村を愛しメキシコ野郎の仲間のためにメキシコ軍にカチコミ。西部劇以前に、アメリカ人にとってメキシコとは何なのだろうと思った。 | [投票(4)] | |
男たちの挽歌(1986/香港) | その凄さを書き連ねればキリがないが、なにしろ映画として極めて美しい。この映画の全てを真似したい衝動に駆られる。 | [投票] | |
ボーダーライン(2015/米) | 正義なき泥沼の戦争を闘う地獄巡り…かと思いきや、急激かつ見事なギアチェンジに驚かされる。人が生き、人が死ぬことの前に法など無力な能書きにすぎぬ、という世界観やよし。空撮の使い方が絶妙。 | [投票(3)] | |
ワイルド・ブリット(1990/香港) | 自転車の回想シーンには涙。『ウェストサイド物語』みたいなムチャな冒頭から、様々な映画ジャンルを横断しつつ描かれる野郎3人組の物語。葉巻爆弾もあるぜ。 [review] | [投票(1)] | |
トリプルX:再起動(2017/米) | ホントに「新春スターかくし芸大会」みたいな映画で、作り手が楽しくて仕方ないのが伝わってくるが、正直言ってあんまり好みではなく乗りきれなかった。 | [投票] | |
カーズ2(2011/米) | 人情噺の前作から一転、アメリカンカートゥーンお得意の(そしてオレが大の苦手とする)エキセントリック躁状態でバカどもがドタバタするばかりのイライラ映画でストレスがたまる。なんでこんなことになっちまったのか。 | [投票] | |
カーズ(2006/米) | 「人間のいない、車だけの世界」を受け入れきれぬまま「疲れた都会者が田舎暮らしで再生」という定型を呆然と眺めることに。しかしあんな田舎にフィアット500とかないやろ。『カリオストロの城』好きなだけやろ。 | [投票] | |
ウルトラ I Love You!(2009/米) | ケン・チョン先生が出てるのに脱がないじゃないか! と驚いていたら、DVDの特典「未公開シーン」に脱ぐ場面が入ってた。なに本編からカットしとんねん殺すぞ! と思いました。 [review] | [投票] | |
フェイシング・アリ(2009/米=カナダ) | 当時の感情は様々なれど、証言する元ボクサー皆にアリと関わって決定的に変わった人生への誇り、アメリカ史に名を残した恍惚が見てとれ、それだけで満足。レオン・スピンクスなんてアリ・猪木・大仁田と闘ったわけで、いやー人生最高ですな。 | [投票] | |
エグザイル 絆(2006/香港) | 死ぬほど面白いしカッコいいし文句言ったらバチが当たりますが、連中の育ちと絆の裏づけがボンヤリ写真しかなく、記号的でいかにも軽量級と思う。 [review] | [投票(5)] | |
ピープルVSジョージ・ルーカス(2010/米) | エピソード123のつまらなさ以上にエピソード456の「特別編」のひどさを告発しており、これは正しい。あれは歴史への犯罪的行為だ。 | [投票(1)] | |
ルー・テーズ対力道山 世界選手権争奪戦(1957/日) | 「60億分の1の男」だった全盛期のテーズに挑む力道山。プロレスを立ち上げてから僅か3年で世界王者を招聘したリキはやはり昭和の怪物。羽田での出迎えから都心までの歓迎パレード、試合前夜のレセプション、いかにリキが世間のど真ん中を歩んでいたかがよく判る。 | [投票] | |
ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日(2013/米) | 「最後の審判」という幻想に幼少の頃から親しんでいない非キリスト教徒だが、ボンクラどもの右往左往に絞った展開はそれなりに楽しめた。大オチは最高。 | [投票] | |
ガンズ・アンド・ストレンジャー(2012/米) | 前半は頭の悪い子供が考えたような話でゴキゲンだったのに、後半の失速ぶりがひどい。 | [投票] | |
ある日モテ期がやってきた(2010/米) | 10点女と5点男のラブコメ。同様のテーマが日本では『電車男』なのかと思うと、日米のリテラシーの差、倫理表現の洗練の差に暗澹たる気分になる。 | [投票] | |
女ガンマン 皆殺しのメロディ(1971/英) | ラクエル・ウェルチが裸にポンチョという永井豪の漫画みたいな格好なのに、案外サービスカットが少なく真面目なトーンで愚息も意気消沈。悪漢アーネスト・ボーグナイン兄弟がドジっ子で愛嬌ある連中なのも余計だと思った。 | [投票] |