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[コメント] 家族シネマ(1998/韓国)

柳美里的皮肉の人間の殺伐というよりも、B級カルトムービー的な「人間ってやだねぇ」って苦笑いするような感覚があるようなないような。
SUM

 柳美里的皮肉とB級カルトムービー的な「ブラックユーモア」が境界線なく混在している。この二つはそもそも共通点があっても異質ではないのかと思う。

 パク・チョルスがこの作品に目を付けた理由はよくわかる、確信犯である。評価はきっとまっぷたつに割れるのではなかろうか。

 柳美里的な世界を利用して、パク・チョルスのテーマである人間というジョークを描いているような気もするが、そうするとなおのことB級である。柳美里よりも、ホン・サンス監督のセンスに近いかも知れない、アプローチは異なるが。人間の殺伐というよりも、「人間ってやだねぇ」って苦笑いするような感覚があるようなないような。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)カノリ[*]

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