[コメント] エリン・ブロコビッチ(2000/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
気になったのは、DVDについてきた「特典映像」。�犲堆鱈瓩任魯┘螢麕椰佑�、六価クロムに侵されており、そのシーンも撮影したが全てカットしたとのこと。監督は、「映画を違う方向に向かわせてしまうのでカットした」という内容のことを語ってたが果たしてそうだろうか？
六価クロムが発癌性物質であることや健康被害があることは事実だが、この原告団のすべてが本当に六価クロムに侵されていたとは実証されていない。和解金としては最高額なのかも知れないが、住民の被害実態が法廷で立証されていないという事実には、どうにも釈然としない。企業側は、「裁判の長期化」⇒「連日のマスコミ報道」⇒「株価急落」というダメージを避けるために和解に応じたんだろう。針小棒大な言いがかりで大金をせしめたという見方もできる。実際、アメリカに進出した日本企業が、ワケの分からない特許法違反などで訴えられ、莫大な裁判費用や円滑な経営が妨げられるとして、止むを得ず和解金を払って解決している。ことほど左様に、米国の訴訟システムは日本人の理解を越えて複雑怪奇だ。
監督は「エリン本人がクロムに侵されているという主張は、どうも怪しい・・・」こう睨んだから、そのシーンをカットしたのではないか？「彼女自身がクロムに蝕まれながらも被害者とともに勝利した」のが明確な事実であれば、この感動的なエピソードを削るわけがない。私はそう思う。�爛�ロムと嘘とジュリア・ロバーツ�瓩箸いΕ織ぅ肇襪任睥匹�ったかも。
以上、かなり穿った見方してみました。
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