このレビューをするのは、難しく感じた。なぜならば、まず原作を読んでないとコメントできないような空気を感じてしまったからだ。これは、日本人の性(さが)なのだろうか？

『ロード・オブ・ザ・リング』は、原作『指輪物語』を超える映像の強さが有ったのかもしれない。

「長く生きよ！」と言われて１００歳を超えるまで生きる女性を描いた『タイタニック』・・・皆実とは違う。これも日本人の文化の違い？。興行的には大ヒット！パニック映画か宝探し作品になるところに、老嬢と若き日の思い出を吹き込みロマンスにしただけなのだが。

しかし、この映画は、個人的に素直に良かったのにもかかわらず、上映館が私の住む地域では少ない。これも日本文化？支配人の考え。

映像にも「そのことに触れる人は少ない」と有った。いくら文化庁や読売新聞などが推薦しても上映しない。

そして、女性のお風呂のシーン２カ所は、印象深く。女性が肌を汚す映像は、『情婦』か『怪談』などの幽霊ものぐらいでしょうか。さらに、女性二人が入浴するシーンは、珍しい。（と思ったが）

ここで腑に落ちない点

１．東子の気分が悪くなるシーンやその理由？妊娠かと思ったが？そして、なぜかラブホテルに入るのか？救急車を呼ぶかタクシー止めて「近い病院」で済むような気がする。

２．凪生が病院で携帯電話を受けているシーン。（ＰＨＳかもしれないが、勘違いする）

３．番台(銭湯)の女将さんが突然ラジオを入れるシーンと、それを聞いて皆実らも突然帰っていく？なぜ？なぜ？（私は何か見落とした？食い入るように観ていたつもりだが）

これらはもう一度観るか、原作を読めばわかるかもしれない。と言い聞かせ。

最後に、この作品は今後何度か映画化されるのかもしれない。と思った。それを楽しめるかもしれない。その時代。その時代のヒロインが主役となり。と感じ、それに評価する楽しみ。哉！？

2007.8.26劇場観