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[コメント] ブルックリン(2015/アイルランド=英=カナダ)

アカデミー賞にノミネートされてから気になっていたのをやっと見ました。女性向きの泣けて、元気の出る作品でしょう。映画館でも多くの女性で満席でした。私も年が重ねると涙腺が緩むばかり。
中世・日根野荘園

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一瞬『ドリームガールズ』を思い出しましたが、大きくは違います。

1950年代、数人の理解者により、生まれ故郷アイルランドの町を逃げるように出て、ニューヨークのブルックリンへ。高級デパート接客係から夜学で簿記を取得。ここでホームシックにかかりながらも、多くの支援に恵まれ。洋服も最初は緑だけのイメージ、だんだんおしゃれに紳士な彼氏もできた。そこへ親族の不幸で呼び戻される。以前の出た町ではなく、自分を必要とされる町だった。

田舎と都会、どちらをとるのか?タイトルから結果が見えますが、前半 船のシーンは、主人公が成長した、終盤のあるシーンにもつながり、人と人とをつなぎ、世代をバトンタッチする責任のようなものも感じました。

パンフレットは、B5版ながら47ページもあり情報豊富(ふつうはA4で24ページぐらい写真だけのページもあり)820円はいいかな。

1950年代の高級デパートは、少し前(1947)の映画に『三十四丁目の奇蹟』を見れば雰囲気がわかるかと。1953年を舞台にした映画『モナリザ・スマイル』では、保守はのアメリカの夫をたてる妻を育てる名門大学のお話。女性の自立を促す主人公ジュリアロバーツ演ずる新任美術講師。

また、関連でアメリカに上陸するエリス島のシーンでは、映画『最後の恋のはじめ方』でのエリス島記念館シーンを思い出し理解しやすく。その他『ギャング・オブ・ニューヨーク』など。

同じころ見た美術絵画の映画・DVD『ミケランジェロ・プロジェクト』『黄金のアデーレ 名画の帰還』など。

補足:字幕で見ていて簿記を「ぼき」と聞こえていたので、調べると”bookkeeping(ブキー?)”でした。ここから日本語をあてたのかな。

(評価:★5)

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