[コメント] みなさん、さようなら(2003/カナダ=仏)
マルクス主義のインテリが述懐する。「私の人生はまことに不健康の極みでした。」
『アメリカ帝国の滅亡』と同様に、いつもの(年をとった)仲間たちがいつものようにパーティーを開き、いつものように学問の話と猥談に花を咲かせる。開き直っている部分がどうにも生臭くていまいち好きになれないが、語るべき対象を父親とその仲間の世代から息子の世代に移していく部分についてはある程度の慎ましさを感じた。本作がこの監督の遺作にでもなったら、少し納得。
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