[コメント] 紙屋悦子の青春(2006/日)
『TOMMOROW 明日』では冷徹に、『美しい夏キリシマ』では詩情豊かに、『父と暮らせば』では優しく。晩年の黒木和雄はタッチを変えながら、何かにとり憑かれたように戦争映画を撮っていたが、遺作となった本作ではユーモラスに、そして小津安二郎のようなタッチで戦争を描く境地に達している。急逝が非常に残念。['07.2.24ギンレイホール]
原田知世は、この役を演るにはトウが立ちすぎだが、何とも可愛らしくて年齢など関係ないと思わせられる。
永瀬正敏は久し振りに見たが、オシャレっぽいミニシアター系の作品の奇抜な役より、こーゆー地味で冴えない役の方がやっぱり似合う。山田洋次作品とか。
小林薫は余裕の好演で当然と言えば当然だが、本上まなみが意外に上手くてビックリ。この人の演技をちゃんと見たのって初めてかも。
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