『ジャンゴ』からの流れで、タランティーノはアングロサクソンが嫌いなんだろうなという意を強くした。クウェンティンはイタリア系なんですね。アングロサクソンは、ポーリッシュやイタリアンを下に見ますよね。

そして、シカゴでニガーな運転手のタクシーに乗ったとき、話の流れでメキシコからの不法移民の話になって、彼がメキシカンを下に見て嫌っていることを実感したのだが、それはたぶん、その運転手だけではなく、南北戦争以前から合衆国に代々住んでいるアフリカ系の人々の総意なんだろう。

それから、ヨーロッパで開催されたとある会議後の懇談ディナーでアメリカからの女性が隣の席になり、娘さんの彼がネイビーで、その特権でビル・クリントンといっしょに撮った写真を見せてくれて、同じテーブルにいたアメリカ人がそれはそれは羨ましがっていて、大統領をやめても人気があるのねと思ったが、それはビルだけじゃなく、ジミーもジョージもそうなのかも。

というようなことを考えました。