怖さナンバーワンだ。こりゃ。

一番好きなのは､ラスト。それまでは「若者５人組」と「レザーフェイス御一行」によってのみ語られていた世界が､最期になって「現実世界」と交錯する。この交錯によって産まれ出たカオスが堪らなく面白い。例えば､サリーと共に何故かレザーフェイスに追われる身になったデブのトラック野郎。彼は全然状況が分っていない､にもかかわらず何故か逃げてる。わけも分らずすげー慌ててるんだな（笑）。「えっ、オレもなの？」みたいな。そしてレザーフェイスの舞い。レザーフェイス自身もラストの余りの早い展開についていけてないんだと思う。で、「よくわからんが、逃げられてしまった。悔しい〜〜〜！」ってことで湧き上がってきた衝動みたいなものをあの意味不明の舞いとして表現したのではないだろうか。