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[コメント] 駅馬車(1939/米)

カメラワークで一石二鳥。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







空間意識について非常に興味深さを感じた。

馬車は外から見ればなんてことのない普通のもの。そこに5人も6人も乗って、ぎゅうぎゅう詰めのはずなのに全く狭さを感じさせられなかった。これはカメラワークによってカバーされている為だ。また、乗客を交互に写すことで彼らのキャラが次第に明確化し、自然と観客の意識をドラマに向けさせる効果も兼備している。会話劇としての面白さもある映画なのだ。

ただ、一行が無事に目的地に着いてからは蛇足だと感じた。長い。到着して終わればシンプルでよかったのに。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)氷野晴郎[*] ダリア[*]

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