[コメント] ベティ・ブルー/愛と激情の日々(1986/仏)
原題は「朝、37.2度」・・・女性が最も妊娠しやすい体温のこと。映画の内容を知っていると切ない。
僕の知っている映画のなかで、最も美しく、最も切ない映画です。そして最もフランス映画らしい作品。
公開当時はコケたみたいですが後に人気が高まりました。そのせいか『グラン・ブルー』の真似して完全版つくってます。それが『ベティ・ブルー インテグラル』。完全版にありがちな、「説明しすぎ」の感があります。
ベネックス監督はフランス人らしいセンスを持っているんだけど、それってあんまり客を呼べるものではないのが悲しい。今年秋に公開予定の新作、ちょっとおもしろくないかもしれないけど、絶対観にいきますよー。 ガブリエル・ヤレドはこの作品あたりから官能的音楽を得意とし、出世作となりました。結構要チェックな作曲家です。ってもう『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー音楽賞とってるし有名ですけどね。
そして、この映画で一番重要なのはベアトリス・ダルの存在。彼女自身、15歳からパンク生活を行い、19歳のときに公園をふらついているところをスカウトされたのが業界入りのきっかけというのだから、まさにベティにはハマり役。本人も「ベティはまさに自分」と言っています。デンジャラスです。
DVDの発売予定ないのでしょうか?ずーっと待ってるんですが。
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