[コメント] パルプ・フィクション(1994/米)
初めて観た時は、別にたいしたことないじゃん、と思ったのに。どうしても忘れられない。私はたぶんこの映画が好きなんだ。2003.11.4
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
人生なんてままならない。格好つけてやろうと思ったら、逆にめちゃくちゃ恥をかいてしまったり。
そんな時ふとこの映画を思い出す。トラちゃんの死に様なんかを思い出す。ユマ・サーマンがラリって鼻血垂らしている姿なんかを思い出す。
この映画を格好いいという評判は聞くけれども、私はそんな格好悪いシーンばかり思い出す。でもそんなシーンが素敵だった。なんだか矛盾した話だけれども。予測不能なことに直面して格好悪い姿をさらしてしまう瞬間ってのは、妙な哀愁やその人の素顔が見られて、かえって生き生きと素敵に見えたりする。
そして生きてるってのは誰でもこんなもんだよ、と言ってくれた気がする。だから私も、格好悪くて笑われるようなことがあっても、そんな自分を笑って受け止めてやろうと思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。