[コメント] ライトスタッフ(1983/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
G?で気を失いかけるとき、青い銀光りするような映像がねじれる。
ソ連の打ち上げシーン。フルシチョフの顔がロケットの出す炎でできる陽炎で不気味に歪む。
なにも音楽までロシアの二番煎じにしなくてもいいのに。
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲のパクリ曲はひどい。勇者の行進!って感じでいいんだろうが、パクリもあそこまでやられると、げんなり。
ホルスト「惑星」、ドビュッシー「月の光」はそのまま。
世界一の男の女になる恍惚。いろんな世界一があると思うけど、何であれチャンピオンの妻っていう地位は女性の夢っていう人も多いでしょう。世界一の男に抱きしめられるって想像するだけで、夢見心地。
なぜ宇宙飛行士に?宇宙に行ってみたい。命を懸けたい。誉められたい。
宇宙飛行士は当然男性。
世界の覇者史観↓
ローマは道路。イギリスは船。アメリカは飛行機。そしてソ連が先に宇宙へ。
宇宙に行く意味は何だったのか。有人にこだわるのはなぜか。
地位と名誉とカネ以外の動機は・・・スリル。死に近づくことで生きる充実感が得られる。ハァハァしちゃうもの。
X−1のコクピットからの視点は怖い。速い。命懸けなんだけど、いつ死ぬかわからないから、恐怖を無視して無感覚でいようと思えば思えるかも。 死ぬ気になればできるだろうが、限界を見てみたいという欲がない限り死ぬ気にはなれない。
死と隣り合わせの人間は、これでいいんだ、と思わないとやっていけない。「最高のパイロットは?」
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