[コメント] くちづけ(1957/日)
不安定な家庭からの逃避としての恋愛傾斜。ピアノ初見演奏にはまいったなぁ。ちょっと浅い愛だけど、いいじゃないの幸せならば。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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政治(選挙)に狂った父、愛想をつかした母(宝石商)、離婚。
同じ小菅刑務所に、章子の父。妻の結核治療費。役所の金を横領10万円。
3600円の支払い代わりに。お礼をしなければ。成り行きデート。競輪場で大当たり。資金はできた。オートバイで江ノ島へ。水着を買ってあげる。ローラースケート、ダンスホール。ピアノ「ねぇこれ弾いて(♪くちづけ)」 初見で弾いちゃう。85,55,87.孤独感から愛が欲しい。「愛してちょうだい」「ねえお別れのキスをして」「やだよ」あっさり置き去り。
ヌードモデル月6800円。パトロンだと月2万円。母の療養費のため大沢先生の息子のおんなになる覚悟。
雨。紅梅荘で鉢合わせでケンカ。10万円小切手。「もっと自分を大切にしろよ」「何でくださるの?理由は?」・・・くちづけ・・・「これで理由ができただろ」・・・「どうして言葉で言ってくださらないの」「・・・君が好きだよ」
あの娘のためなら損してもいいって思える恋愛。
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