コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ランド・オブ・ザ・デッド(2005/米=カナダ=仏)

人間に弱点を把握され無差別に殺されるゾンビ。それでも学びながら戦い続ける姿に多少の哀愁を感じる。しかしそれ以上に制作側の情熱を感じる。「ああしよう・こうしよう」作り手が大変楽しそうだ。
ギスジ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







人間VSゾンビ。今回はどんな戦いを見せてくれるのだろう。

遠目からだと一瞬「人間?」と見間違えてしまう黒人ゾンビ。ある程度の知能をを持ち「ウォー!」と感情を表に出し、彼を先頭に何百というゾンビが協力しながら一歩・一歩前進していく。大変勇ましいが、違和感のある黒人ゾンビだ。人間を食うというより「復讐してやる」といった雰囲気。

それに迎え撃つ人間も、絶対破られないだろう装甲車?。色々ハイテク機器を搭載していそうだが、最大の武器が花火というのも、冷静に考えると笑ってしまうが味があっていい、前半は効果抜群である。試行錯誤考え抜いた結果の武器なんだろう。

いままでゾンビに対して有効だったバリケードなども、黒人ゾンビによって破られ、大量のゾンビが入られてしまう。もはや完璧と思われた「ゾンビ対策用巨大シティー」の崩壊はなんともあっけないものだった。まるで砂で作られたお城のようだ。あっという間に崩壊していく。大量のゾンビが一度に入られたら動揺はするだろうが、しかし人間の無力さがやたら目につく。権力の象徴であろう「巨大ビル」もあっという間に破られ、デニス・ホッパーもスタコラと逃げてしまう。せっかくホッパーを使ってるんだから、少しは権力者のプライドと意地を見たかった。戦ってほしいかった。

ゾンビが人間を襲うシーンも少々淡白かな?と感じたが、作品としては大変面白かっ た。館内も満員、熱気ムンムン。いいね、まさしく夏に観るには最高の作品だ。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)わっこ[*] クワドラAS[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。