コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 呪怨(1999/日)

恐い、風景が恐い。普通の家である。しかも昼間、窓を開ければ小鳥のさえずりさえ聞こえる、どこにでもある家に悲劇が起きる。この辺が非常に恐い。
ギスジ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







家庭教師のシーンで僕は凍り付いた。家庭教師の耳にイヤな音が鳴り響く、家庭教師はすかさずこの雰囲気を取り除くために、ポータブルCDを聞き、窓を開け、タバコを吸う。オレだって真っ先にそうするだろう。その原因を探る以前にイヤなのだ。そういう空気が・・しかしCDはうまく作動してくれない。そしてまたイヤな音を聞く。家庭教師はやばいと思い、カバンを持ちこの部屋を過ぎ去ろうとする。そしたら「アレ」である。

普通、恐怖映画で死ぬヤツってのは基本的に間抜けなヤツである。(ああ・・なぜソコに行く?うわ!あそこに行ってはいけない!死んでしまうぞ!!)しかし呪怨は、自分がこの映画に入ってたとしても、やはり同じ行動をとるだろう。女子高生も「怖い!」と思ったら電気をつける、それが普通である。 この監督は、人が恐怖に置かれた時の、描写が凄い上手いと思う。あと、身近な場所ほど怖い所はない。

ただ説明不足かな?と感じる所もある。映画版を先に観てたので、内容は分かるが・・・

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)ina くたー[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。