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[コメント] ロック・オブ・エイジズ(2012/米)

脇に回る作品では変態ばかり演じているトム。ここでもはっちゃけ具合は堂に入っており、彼はどんな役であれ作品のバランスが崩れようとも目立たにゃ気がすまないのを確信する。まさかアレックとキャサリンがお笑いパートを演じるとは思っていなかったから喜んでしまった。「Hit Me with Your Best Shot」を歌いながらMJ振り付けをさせるとはねえ。
tkcrows

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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終盤の道を挟んでの観客×主婦の応酬のシーン。ラッセル・ブランドの横をご覧あれ。 ナイト・レンジャーのジョエル・ホークストラとREOスピードワゴンのケヴィン・クローニンにスターシップの「We Built This City」を歌わせるという笑える無茶振りをしている。こんなところも往年のロックファンには嬉しい限り。

1987年といえば世の中のヒットの主流がロックからヒップホップ系に変わる過渡期である。確かにこのタイミングで自分も洋楽から興味が薄れていったんだよなあと感慨深い。

作品としては凡庸だし、意外性もない。トムに気を使いすぎてキャストのバランスも良くない。舞台では会場の空気で勢いつけて見せられても、余裕を持って見られる映画では粗が出てしまうのはお気の毒。見事な振り付けがされているのにカメラ切り替わりすぎで台無しになっている「Any WAy You Want It」と「Glee」効果で使い古された感のある「Don't Stop Believin' 」の採用も自分にとってはマイナス点。

でも、ここまで楽しませてくれたのだから自分にとってはお約束の★5なのです。

(評価:★5)

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