コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] イノセンス(2004/日)

原作約1(話分)を、押井汁で100倍に希釈。最高の技術で描かれる「スタンド・アローン」なパラレルワールドで、途方にくれたのは私だけ?
しばやん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







以下箇条書きで ●なるほど、少佐は文字通りパペット・マスターになったわけだ。 ●部長、おいたわしい… ●とってつけたように、スタンド・アローンなんて一言入れなくたって ●Follow me歌詞の和訳(語感)は、作品世界からしても違和感あるなあ ●電脳化してれば、常時ネット接続なわけで、常に少佐が近くにいるのでは。ネットと融合してるし。

●SACの方が、士郎正宗世界の正当な解釈をしていると思われ、またSACのレベルが非常に高いので、どうしても点が辛くなってしまいますです。

●もう一度見れば、評価は変わるかもしれない。意味を見つけるための手がかりはふんだんに散りばめられているのだから。でも、そうやっていろいろな意味を読み込んであげて、初見の印象を捨てることはよくないと私のゴーストがささやいているので、とりあえず評価は変えないでおく。

●また追記。普通だったら、4点つけるんです。でも、技術的な部分以外には、それほど予想を裏切られなかった気がするのですよ。予告編から予想された内容から大きく踏み外さなかった。恋愛譚も好きなんだけれど。しかし衒学趣味も少々鼻につきすぎた。期待も並はずれて大きかったし、要求水準があまりに高くなってしまっているので、度肝を抜かれないと、どうしても高い点がつけにくいのです。まあ、こんなに追記させるということは、それだけこの作品の、また攻殻の、あるいは押井守の存在の大きさを示しているのかもしれないのだけれど。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。