[コメント] ビフォア・ザ・レイン(1994/英=仏=マケドニア)
雨が降るのは空の感情だろうか。
人の言葉の上にも、顔に、写真の上にも、雨が当たる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「何が起こっているの?知ってる?」 「それでただ見ているだけなのね」
ハナの言葉を否定しなかったアレックス。 けれど雨の降る前に彼は動いた。 彼を動かしたのはアンへの愛。ハナへの愛。故郷マケドニアへの愛。世界への愛。
そして
雨は、空からの愛。空からの涙。世界の感情。
何が起こっていても、それを知らなくても、ただ、雨が降る。
雨は血を拭わない。雨は服に染み付いた血を流しはしない。
それでも雨に感情を感じるのは、この映画のせいだろう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。