[コメント] オペラハット(1936/米)
ご都合主義は、苦手なのです。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この映画を愛しておられる方がたくさんいらっしゃることは百も承知です。が、私とは相性が悪いようです。ゴメンナサイ。
何の苦労もなくわけわかんないまま遺産をもらった主人公。そのわけわかんない運用法。おいおい土地くれただけで不況が回復すんのか?農機具とか、家畜、技術とかはどうなってんの?オラオラ。その無頓着な金の使い方がキライ。保証もなくただ「土地があれば何とかなるだろう」これだけでいいことした気分になってる主人公。そういう無責任な親切心はすっごくめいわくなの!
たくさんの失業者たちの前でサンドウィッチをほおばる主人公。無神経だぞ、テメエ。「そうか、みんなにもあげてくれ」 ここで「私もの買うときは値札見ないの」という言葉を聞いたときのようなものすごい不快感がやってきた。湯水のようにお金があるご様子で、ようござんしたな。そうだよ、貧乏だからひがんでんだよ、悪いか!
素朴で実直な青年が金の誘惑に負けなかったからいいのか?でも、奴には金の誘惑と戦う努力は見られなかったぞ。もちろん恋愛の努力も足りない気がしたし。努力なしにおいしいところを持っていく主人公。素朴で実直な奴は努力しなくてもいいのか?んなこたあないだろうが!
ここまで相性が悪いと、「あの英題がどうやったら『オペラハット』になるんだよ!オペラハットって、それ一度出てきただけじゃんか!ウガッ!」と些細なことにも腹が立ってくるから不思議なもんです。
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