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[コメント] 手錠のまゝの脱獄(1958/米)

 ベネトンの広告にあんなのありましたよね。
にくじゃが

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 シドニー・ポワチェの唄で始まり、終わる。なんだか晴れ晴れとしたラスト。追われる方だけの葛藤じゃない、追うもの、匿うもの、逃がすもの、それぞれがいろんな思いを持ってる。あたりまえだけどね。それがちゃんと描かれてるから心地いい。めんどくさくなっちゃった猟師たちはのんきにラジオ聞きながら。なんだかラストを予想させるような長閑さ。そういえば、音楽はあのラジオだけだった気がする。あ、ポワチェ様のお歌もか。でもそれがいいねえ。緊張感あって。

 煙草吸うとき、最初、トニー・カーチスポワチェ様にたばこを渡す、っていうか、与えてて、その後また煙草を吸うシーンで、ポワチェ様がトニー・カーチスに渡したとき、やつは煙草を少しちぎってたじゃない?嫌な奴なのよ。それが、最後近くのシーンでまた、煙草を渡されるときは素直に吸ってる。そういうのがすてき。ポワチェ様と友情を結んだんだね。よかったよかった。

 川を渡ったら犬は臭い追えないんじゃないの?とか、あの手錠の手首についてる部分は外せるの?とか、破傷風ってもっとちゃんと治療しないとやばいんでないの?ってつっこみはなし。なしなの〜。それにしてもひどい母親だな。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)ハム[*] ALPACA ジャイアント白田[*] ペペロンチーノ[*]

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