[コメント] ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999/米)
「魔女」という言葉を用いながら
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「魔女」にこだわらずに、恐怖の対象を「魔女と呼ばれている何か」に持っていくなど、非常に気を使って作っているのはわかる。
ただその気遣いが恐怖に直結していかない。考えてみると通常の恐怖映画の「恐怖のスタート」が、この映画の「クライマックス」になっているからだろうと思う。
少なくとも鑑賞中の僕の頭の中には、「何かに追われて真っ暗な森を逃げ続ける。隠れても隠れても見つかり、また逃げる。そのうち仲間の末期の悲鳴と、聞いたこともないような惨い音が同時に聞こえてくる。子供達が笑っている」くらいの躍動的な恐怖のクライマックスが用意されちゃってたんです。キツいこと言えば「低予算でもそれぐらいはいけるだろう」って。
恐怖大作に慣れちゃってたこちらにも問題あり。それを知りつつ観客を煽った宣伝にも問題あり。低予算って普通はこんなもんか。
あともう一つ言わせてもらえれば、森が明るすぎ。富士の樹海みたいに「昼なお暗い」ところなら恐さも少し違ったはず。穏やかな日の光、小川のせせらぎ。小動物と触れ合えそうな景色だもの。
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