家族のためにがむしゃらに働き、なのにオジサン扱いで冷遇されてる団塊の世代の男性をキング・コングに重ね合わせて見てしまいました。簡単に言うと自分の父親が重なるんです。

父親はキング・コング的にうるさいし、うざいし、一緒にいられると困るんだけど、だけど自分のことを心から慈しんでくれてる訳で、私を慈しんでくれる人を、私も大切にしようと思いましたよこの映画を見て。

キング・コングが見世物にされたり、攻撃されているシーンは見てて辛かったです。

キング・コングのCGはすごかったですね。劇場で鎖でつながれている時のあきらめたような、悲しそうな様子なんて演技賞ものでした。

エイドリアン・ブロディは上手いし、目がとても素敵。気絶ばっかりしてたけど。

助手の人や、船の檻に4年隠れていた人は結局なんだったんでしょうか。匂わせるだけで終わってしまいましたね。